こういう恥ずかしい話は、ほとぼりが冷めてから話すべきではあるが。実は、僕は2月25日の深夜は競馬専門チャンネル『グリーンチャンネル』を流し『All in line』が着いたまま寝てしまい、更には

「今年は日本馬はサウジアラビアで1勝もできなかった。特にメイン・レースのサウジカップは6頭も出ていたのに残念であった。」

と思って朝を迎えた。

ところが、友人からのLINEにパンサラッサと吉田豊騎手の写真があり、

『高額賞金をゲット』

とのコメントも書いてあった。そこで、改めてネットを調べると、パンサラッサを始め3頭の日本馬がサウジカップデイのレースを勝ち、特に〈何度もいうが〉パンサラッサは世界最高賞金レースを優勝した。カフェファラオ、ジオグリフ、クラウンプライドも上位に入線して、現地は〈祭り状態〉であると。

このような日は、数年に一度も来ない。サウジカップのジオグリフに引退して調教師になる福永祐一騎手が乗れなかったのは残念であるが、ついでにいうとクリストフはカフェファラオに乗るべきだった〜それを通り越して、大久保洋吉先生の弟子の吉田豊騎手が勝ったのは大きな出来事であった。

そりゃ、フェブラリーステークスは地味になるのも仕方ない。レイティング維持には今後苦労するだろうが、それも日本競馬が国際化しているためである。

設立時に外国馬に勝てず、漸くジャパンカップを勝ったときに、

「◯◯◯◯世界を制す。」

と恥ずかしいキャッチコピーを付けたポスターを製作したのであるから、JRAの外国コンプレックスも余程のことだったに違いない。

それが、真に笑い話になるまでに約40年掛かった。もちろん、米国にはフライトラインのような怪物も存在するのであるが・・・。それはまた別の機会に話したい。

2023年は1勝もできなかった。と思っていた。