先日から言っているように、僕は突然今年からドミトリー・ショスタコーヴィチの主に交響曲を聴くようになった訳であるが、それまでは敬愛するエフゲニー・ムラヴィンスキーの指揮するショスタコーヴィチの交響曲を聴いても、

「社会主義体制に洗脳された曲」

としか思えなかった。だから、「ショスタコーヴィチの証言」の以下の紹介文は正直

驚かされた。

「今更紹介するほどもない有名な本である。それまで社会主義体制下で生きることを通じて得られる「歓喜」を描いているとされていた交響曲第五番でのフィナーレを、一転、「強制された歓喜」と呼び、それを含めて社会主義賛美であるとされていた彼の交響曲について、「わたしの交響曲は墓碑である」と述べるこの本は、それまでのショスタコーヴィチ像を180度転換させるのに十分な衝撃を西側世界に与えた。」

確かに、交響曲第5番“通称”「革命」だけを聴くと、社会主義体制賛美とも聴こえるし、ショスタコーヴィチはスターリンからの粛清を避けるために作品〈この場合主に交響曲〉を書いたのだ、と言われても仕方のない音が出ている。

https://youtu.be/sh936XImR_o

Mravinsky - Shostakovich Symphony No.5 ムラヴィンスキー - ショスタコーヴィチ交響曲第５番16:00 ; Maestro's smile !　. [ I. 00:20 - , II. 15:50 - , III. 21:30 - , IV. 34:40 - ] ショスタコーヴィチ交響曲第５番ニ短調作品47エフゲニー・ムラヴィンスキー／レニングラード・フィルハーモニー交響楽団Мравинск...

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しかし、彼の他の例えば交響曲第10番とか、作品を聴くと彼の親類や多くの仲間を拷問と処刑へと導いた、要するに粛清したヨシフ・スターリンを認めたり支持していたようには思えない。

https://youtu.be/YM72BooztIQ

ショスタコーヴィチ：交響曲第10番ホ短調 Op.93 ムラヴィンスキー1976エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団Yevgeny Mravinsky / Leningrad Philharmonic Orchestra 3 March.1976 Live RecordingShostakovich : Symphony No.10 in E mi...

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