『何処となく、”(昭和っぽい?)青臭さ…”を感じますが、これは自分も”昭和”だからだろうなあ(これは”いい意味”でです)…。「再現性」とは科学的手法の要と言われますが、これは「同一性・等号(=イコール記号)」であると思います。』


このblogのメイン・コメンテーターであるsakura-kasagaさんにも指摘されたが、
↑↑↑↑↑の東京文化会館のライブはまさに『昭和そのもの』である。

先ほどこの演奏を発見したが、コメント欄には
『TBSの深夜枠で〈5夜連続〉放送された』
とも書かれていた。そのため、北海道でも深夜枠で放送されたならば、僕はロクに観ていなかっただろうし、11月6日土曜日?に放送された『ブラームス交響曲第1番』のみ観ていたとしても納得が行く。

2024年の目で確認すると、映像はオーケストラの団員を遠目からみたものはなく、コンダクターのアップと団員の楽器のアップでその感覚の古さと醜悪さは、
「〈ファンには溜まらない〉カラヤン中心主義」
と悪趣味極まりない。

しかし、音声は少なくともクラシック初心者には合格点であり、1980年代の僕が納得するデキにあるかと思う。会場内には音楽評論家の吉田秀和さんも来ていて、
『今のベルリン・フィルをインターナショナルだとか何とか皆んないうけど、
あれはやっぱりドイツの音だね。』
と後日、ラジオで語っていたそうだ。

繰り返しになるが、カラヤンは音だけ聴いたら、
「フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュなどに比べたら月とスッポン。」
だからこそ、音質や演奏ミスのない完璧さを求めたのではないか? でも、先の演奏もレコードや〈僕の持っている〉CDに比べたら遥かに面白い。

最後に、僕がライブと思っていたテレビ中継は、実は翌週の録画放送であった。〈となると深夜枠という点はどう説明すれば良いのか? ブラ1だけゴールデン・タイムで放送したのか?〉

誰か、放送日時の分かる方がいらしたら教えてください。