「幸せ」とは、どういうものなのでしょうか?

私はよく「お前はいいよな~」、「好き勝手に生きてるよねえ~」、「幸せだよね~」などと言われることがあります。

世間的には極楽とんぼのように思われているフシがありますが、私なんて寂しい人間です。

両親もすでにいませんし、家族もいません。

周囲の人々から見た私というものは、多分ですが「持ち家で借金なし」「自由人」・・・という印象なのだと思います。

確かにその通りです。

しかし家は父親が建てたのを相続してるだけで、リフォームはしましたが築35年くらいのボロ家です。

リフォーム時に耐震工事は済ませておりますが、大地震などが来た日にはだめ、くらいには思っています。

時間の融通は効くとも言えるし、効かないとも言えます。

お客様の都合次第ですから。

自由というのは、つまり家族がいないから、ということです。

自分を不幸だとは思っていませんが、幸せだとも思っていません。

成り行き上、こうした人生なだけであり、決して望んでいる生活とは全然違います!

みんなねえ、無いモノねだりなんですよ。

隣の芝生は青く見えるものです。

独身中年ですから「寂しいヤツ」という風に言う人もいます。

むしろ独りで幸せ絶好調などという人がいたらお目にかかってみたいと思います。

それでも友人たちや、支えてくれる人がいるから生きていますし、自分のような人間でも必要としてくれる人がいる、というものを感じるからそれが励みになるといいますが・・・

旅をするのは好きですし、自分がそれを幸せと感じる部分もありますが、その旅の話を聞いてくれる人がいるのは、やはり嬉しいものです。

友人たちと「あそこが良かった」、「行く事があったらここに寄ってみたらいい」などと旅話を分かち合えるのは、やはり楽しいですね。

家族や恋人、友人関係は、無意識であってもお互いに何かを与えあっているものなのだなと。

損得なしに付き合える関係は財産ですね。

大切な人たちは大事にしなければ!