たまにコンビニでおにぎりを買ったりするのですが、私はおにぎりとパスタはローソン派です。

おにぎりを食べていてふと思い出したのが子供の頃で、両親は共働きだったので、夏休みなどは、お昼ご飯が用意されていなかったんです。

当時は何とも思っていなかったのですが、いま考えたら変ですね。小学生の子供の昼食がない・・・

パンを買うお金もない・・・

という訳で、私と姉は炊飯器の御飯を適当に食べていたのですが、メインは「塩むすび」です。

手に塩をつけて、それでご飯を握って、具はあれば削った鰹節とか、梅干しとか、なんにもない時には、具の入っていない、味付けは塩だけのおにぎりだったのですが、これが美味しかったんですよ 。

そこで、コンビニのおにぎりを食べていて思うのは今のおにぎりって海苔が巻いてあるのが普通じゃないでが、海苔とかなくても、ご飯に塩だけって美味しいのに・・・

子供の頃も、台所に海苔があれば巻いて食べたこともあります。

しかし塩だけで握ったおにぎりのほうが美味しく感じていた記憶があります。

そんな幼少時代を過ごしていたので、食べ物にはとりあえず塩か醤油をかけておけばOKという人間になったのです。

この味覚はすべて親のせいです!

いつか友人たちと飲んでいたとき、アジフライになにをかけるかという話になり、ソースだ醤油だと紛糾しました。

説得力があるなと感じた友人の言葉は「だって魚だろ?生だろうが揚げていようが、魚にソースはかけないだろ?」という一言でした。

この一言に私は目から鱗が落ちるといいますか、スタンディングオベーションを送りたくなるくらい感動しました。

まあ私はもともと魚のフライにも醤油派なんですけど。

こうした説得力のある言葉を持ち合わせていなかったので、その通りだと拍手を送りました。

話が逸れましたが、おにぎりって握る力の入れ具合で美味しいかどうかが決まるというか、自分で握ってみると分かります。

一粒一粒が潰れていない、ふっくらとしたおにぎりの美味しさ!

逆にぎゅーぎゅーと米を潰してしまったおにぎりって不味いじゃないですか。

なんだか子供の頃の我が姉弟は、日常生活の中で自然とその塩梅というものをマスターしたのかもしれません。

気を抜くと形が崩れる、くらいのおにぎりが最高に美味しい!

その美味しさは昔も今も変わらず、等しく美味しいです。