私は30年近く花粉症だ。住んでいる福岡から台湾、香港、ベトナムに飛ぶことが多く、福岡にいる時は花粉症だが、これらの地に到着した途端、花粉症は引っ込み、帰って来たらまた花粉症に戻るという繰り返しだった。

ところが今年、先月末の台湾出張時には、花粉症の症状がそのまま続いた。過去にないことだったので、廻りの方に聞くとそんな人が今年は出てきているとのこと。

そんな中、台湾の交流協会(日本の経済産業省の出先機関で事実上の大使館と同様機能をしている我が国の役所)が台湾在住日本人向けに発信したメールを転送していただいた。
(3月20日付、以下、コピー)


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交流協会台北事務所からのお知らせ

平成25年(2013年) 3月20日(水)

第151号

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大気汚染PM2.5に関する注意喚起

1.中国における大気汚染について

 現在,北京等を中心として,大陸各地で深刻な大気汚染が発生しています。特に問題となっているのは「粒子状物質(PM10,PM2.5)」です。粒子状物質には,工場のばい煙,自動車の排気ガスなどの人為由来,黄砂,森林火災など自然由来のものがあります。また,粒子として排出される一次粒子とガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子があります。
 粒子状物質は,PM10(直径10ミクロン以下),さらにはPM2.5(直径2.5ミクロン以下)と,粒子の直径が小さくなるほど,肺の奥,さらには血管へと侵入し易くなり,現在問題になっている「PM2.5」は,直径が人の髪の毛の約40分の1という微粒子で,肺の奥,さらには血管まで侵入し,ぜんそく・気管支炎,肺がんや心臓疾患などを発症・悪化させ,死亡リスクも増加させるといわれています。
 高齢者や子供,肺・心臓に疾患のある方は,大気汚染に対してより高いリスクを有するため,特に注意が必要です。

2.一般的な対策
 大気汚染の激しい時(注)の対策としては,一般的に以下の方法が考えられます。
(1)不要不急の外出を控える。
(2)外出時にマスクを着用する(「N95」という規格を満たしたマスクは,PM2.5を95%以上遮断します)。
(3)屋内では空気清浄機等を使用する。

(注)日本の環境省では,注意喚起のための指針として,1日平均1立方メートル当たり,70マイクログラムを暫定的な指針としています。これを超える場合は「不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす」としており,70マイクログラム以下の場合は「特に行動を制約する必要はないが,高感受性者は,健康への影響がみられることがあるため,体調の変化に注意する」としています。因みに台湾の事情については,下記3.の通りで,1月、2月、3月の数値を見ると、一部の地域で70を超えることもあります。

3.台湾における大気汚染関連情報
 台湾においてもかかる大気汚染の観測は行われており,台湾に渡航・滞在を予定されている方または既に台湾に滞在されている方は,各種関連報道などに注意されるとともに,下記に掲載しているホームページ等から関連情報を入手されて,要すれば上記2.の対策をとられるようお勧めします。

行政院環境保護署 http://taqm.epa.gov.tw/pm25/zh-tw/PM25Table.aspx
http://taqm.epa.gov.tw/pm25/zh-tw/PM25A.aspx
http://taqm.epa.gov.tw/taqm/zh-tw/PsiForecastMap.aspx

(以上、転載)

台湾の皆さんもお気を付け下さい。

ちなみに来月も台湾行きだが、マスク持参だな~

我が国の新政権下では原発再稼働も進みそうだし、これから真剣にフィリピン・ビジネス開拓も考えましょうかね~