二つの新聞記事を並べて見て・・・おや?

一つは、
「中高生のお小遣いにもデフレの影」
という見出し。(日経6月18日)

金融広報中央委員会発表の2010年度の「子どものくらしとお金に関する調査」によると、前回調査(2006年)に比べ減少している。
中学生平均、2502円。(前回、2738円)
高校生平均、5305円。(前回、5590円)

これを同委は、「物価の下落の影響」とみている。

・・・・と書いている。(記事より抜粋)


もう一つ。

「玩具市場、3年ぶりプラス」
という見出しの記事。(日経6月15日)

日本玩具協会発表した玩具市場規模が、2010年度は前年比3.5%増の6699億円となったとのこと。

プラスに転じたのは2007年以来3年ぶりとある。ん?でも、2006年度は約6500億円だ。

伸びが大きかったのは、男児向けキャラクター玩具で、5.8%増。仮面ライダー関連グッズなどがけん引している模様。

同協会の会長のコメントは「東日本大震災後も堅調に推移している」

市場が伸びた要因には「子供にかける費用は切り詰めないのかもしれない」とある。

この二つの記事。


片や、子供のおこずかいデフレを説く。一方で、玩具市場は伸びている。

・・・さて。ちゃんとマーケティングを考えましょう。

ヒント:誰が玩具を買っているのか?

これをひも解けば、子供向け市場、及び玩具市場は、まだまだ開拓の余地は大きいことが見えてくる。


マーケティングは科学だが、これからのことはクリエイションだ。

センスを磨きましょう!