ベトナムの証券会社、サイゴン証券株式会社から旧暦の正月休日(テトという)の知らせが来た。
証券取引所の公告によると2011年1月31日から2011年2月7日までが休日ということです。ですので、弊社では2011年2月8日から営業いたします。
・・・って、1月29日が土休だから、10日連休ってことになる。
あれ?確かグレゴリオ暦(日本の正月)の際も確か、三連休してたと記憶する。
そんなに休んでいいのかな?
いやはや、高度成長を謳歌する国は大したもんだ。
アジア開発銀行もベトナムの認定を「後発途上国」から「中進国」に引き上げる。
今月開催のベトナム共産党大会でグエン・ミン・チェット国家主席は「ドイモイは第一段階は成功を収め、我々は後発途上国から脱却した」と宣言。
本大会で書記長にはグエン・フー・チョン氏が選ばれ、国家主席の後任には日本の政財界との交流も続いているチュオン・タン・サン氏が決まり、我が国も関係強化を進めやすい経済重視の布陣と言えよう。
これら成長著しい明るい話しが聞こえてくる。
(中進国とは)
http://www.weblio.jp/content/%E4%B8%AD%E9%80%B2%E5%9B%BD
懸念するのは、そんなに休んでいい国かなという疑問。
アジアの奇跡と言われる日本の高度経済成長は第二次大戦後何もなかった頃、先達が身を粉にして働き、知恵と汗で為し得たこと。当時からの経過は、平日休み無しから、土曜半ドン、後に隔週休二日、へとゆるやかに移行していったもの。
バブル期前夜で週休二日が浸透し、果ては学校教育も完全週休二日制の「ゆとり教育」が導入され、今や教育レベル低下が心配される今日となっている。経済の低迷も、それが一因かとも??
ほとんどの日本国内大企業が完全週休二日制に移行した後の90年代、アメリカ領事の話を聞いたが、彼は一日13~15時間働くと公言していた。それも土日もほとんど休まず、アメリカが起きている日本の深夜にも仕事を捌いていると。
実は、経済成長と国家・社会の制度、それに伴う個々人の生活と豊かさの思想との連関と影響についての国家比較、といった観点で分析してみた。
そのレポートは後日ブログで紹介するかも。
先ずは、小生こと「旧正月を国民の休日にする会」会長としては、2月3日の旧正月、中華圏での春節、ベトナムのテトを日本人も、旧正月として一緒にお祝いしましょうと訴えたい。