中国の外資系企業で、労働者のストライキが続発している。
昨年から今年にかけては、ベトナムでも起こっている。
特に中国の場合は、国営政府系企業ではない外資系の場合、勤労者を守る意識が大きく働くせいか、よっぽどの暴力事件とかでなければ、当局も黙認する例が多いようだ。
元々、豊かな外資系企業が所得格差で羨望とねたみの気持ちもあったりする中での企業経営としての所作は、よほどの倫理観を持って、ご当地でのオペレーションを考えねばならぬというのが、長年考えてきた小生の持論である。
日本の1990年前後のバブル期に、日本の某財閥系企業がアメリカの一つの象徴ともいえるロックフェラーセンターを買収したことがある。
アメリカで言うところの、アメリカンドリームとはわけが違う、異質の金満国が札ビラで買い付けたというイメージなら、彼ら特有の笑顔で握手しながら、もう一方の手は背中でピストルを持つ習性がいきり立ったのではないかと危惧したものだ。
結果は、然りという顛末ではあるが、金で何でも買えると言ったホリエモンとまったく同じ行為を行ったわけである。
そのようなお勉強をしたJAPAN AS NO.1 と浮かれた時代から転落して今日、アジア投資をはじめ都市発展途上国に投資や市場開拓を進めているわけだが、現地化がうまく行く日本企業と、そうでない企業の根本的な差異は何かと言えば。
単純化して考えればわかること。
外国から金にものを言わせてやってきて、隷属させれば、現地従業員たちは、あまり居心地良くなかろう。
何が必要か。
おっと本日時間切れ。次回書きます。