7月9日、
国連安保理は韓国の哨戒艦沈没事件に対する議長声明を採択。
北朝鮮の固有名詞を出さず、「(哨戒艦への)攻撃に遺憾の意」として、北朝鮮を直接非難もしていない。
ここで、沈没を招いた主体は明言せずに「沈没を招いた攻撃を非難する」とした。
韓米豪などの調査チームにより、北朝鮮の魚雷攻撃が原因であったと公表されてはいるものの、韓国では、独自調査を行った学者チーム(?)がそうではないと発表された。
これは昨日9日報道されているのだが、本日の日本での報道では、扱われていない。(私の知る限り)
6月26日、米韓両国は、在韓米軍から韓国軍への有事作戦統制権の移行を2012年に予定していたが、それを2015年末に延期した。
そもそも、韓国哨戒艦沈没は、3月の米韓合同演習中に起きたもの。一体、その真相は?
この安保理の採択前日にアメリカとロシアは双方が逮捕しているスパイを身柄交換、釈放した。
ロシアのスパイは10人、アメリカのスパイは4人。
7月8日にこの合意が行われ、9日にオーストリアのウィーンで交換釈放した。
同じ8日、ロシア軍はアメリカとのABM(弾道弾迎撃ミサイル)制限交渉を準備していると発表し、アメリカに圧力をかけることを意図している模様。
そして7月8日、アメリカは中国を為替操作国の認定を見送った。
昨日のブログにも、懸念すべき問題をかいつまんで書いたが、
米露中の三国の大きな駆け引きや、それにまつわる裏取引が行われていそうだと見えないか?
世界がワールドカップに話題が集中する中、出場していない国、決勝トーナメントに勝ち進まなかった大国間では、矢継ぎ早に事が進行しているように見える。
日本では、ワールドカップ、選挙、相撲問題、これが大きな話題だそうだ。
はたしてそれでいいのか?
頑張れニッポン!
権謀術数に長けた国を相手に、外交と安全保障は築き上げねばならない!