今回、台湾では旧知の事業家ファミリーとのビジネス課題と、日本企業からのオファーについて有力候補先とのミーティングをメインにしたが、ピンポイントで商業施設の動向も見て回った。
台湾も香港に負けず劣らず活気に溢れている。
こうやって見て回ると日本だけが活力を失って街の空気が元気が不足しているように見える。
まず、ここは台湾財閥の統一の資本により阪急デパートが進出する、その建物。
開業に向けた工事が進む阪急百貨店のビル
そこから近い所に燦然とそびえ立つ101
この辺りは新開発区だけに、オフィス・商業も洗練され人々のファッションセンスもレベルが高い人が多いところ。
繁華街は西門。
台北最大の繁華街と言われる西門。日曜の夜でも若者がたくさん出歩いている。
西門の一角には友人の台湾人が日本のあるデザート店を出店している。その日本側の部長さんら、関係者ともご一緒した。
昨年、開業したばかりのQ-square(京站時尚廣場)は、すごい集客。
ここは台北駅が改築されて登場した、最もホットな商業施設だ。
店内は、ここは日本かと錯覚するぐらい日本と同化している。
「富士站」という店舗は、食品、飲料、雑貨などを取り扱っているが、すべての商品は日本製。ここもお客で賑わっている。
おりしも台湾と中国の自由貿易協定(FTA)にあたる経済協力枠組み協定(ECFA)の締結交渉が始まり、今年前半には合意する見込みだ。これによって相互の関税撤廃や、航空便も直行便の増便などにより、日本・台湾・中国というビジネスの新しい道が開けようとしている。
今回、関係者と話したり、商業施設の状況などを見て、改めて思ったことは、これまでに私も総統台湾のためになることをしてきたと実感でき、アジアがもっと密接な交流を進めるためには、かなり経験や人脈が生かせるということ。
改めてアジアビジネスの取り組みについてパワーアップするよう進めてみたい。