クレヨンしんちゃんの中国での影響


クレヨンしんちゃんの作者がお亡くなりになった。

合掌。


そこで小生はそのことが中国国内で大きく取り上げられ、心から悼む報道となっていることが気になった。


本日の日経ビジネスオンラインの記事で知った。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090924/205436/


以前、鄧小平が話しに「孫がテレビでクレヨンしんちゃんなど、日本アニメばかり見ると嘆いて、中国でそれが作れないのかと言った」とかいう噂もあるほど、人気があった。


90年代終わり頃から、日本アニメは中国の子供に人気があったわけだが、当時の子供たちも現在は20歳代になっており、時間の流れを考えれば、中国国内の報道も納得できる。


そういえば・・・あったはずと・・・

自分自身の中国語学習のために、大連で買っていたクレヨンしんちゃんの漫画を探し出した。


あった、あった、それがこれ。


愛と正義のマーケティング男は情熱で~福岡九州からアジアを望む  愛と正義のマーケティング男は情熱で~福岡九州からアジアを望む

クレヨンしんちゃんは、中国の発音で言うと、ラービー・シャオシンとなる。


愛と正義のマーケティング男は情熱で~福岡九州からアジアを望む  子供たちが笑い転げながら見るということは理解できる。

このまんが絵本には、作者の名前は書いてない。

原作が日本のものかどうかもわからないのだが、登場人物の名前が野原家と書いてあるところが唯一の手がかりか。

著作権の管理下で販売された本かどうか??それは看過するとして。


しかしながら、クレヨンしんちゃんは中国でそれほどメジャーになっていた。

(小生はこの漫画はどちらかと言えば好きではなく、ほとんど見てないのに)


酒井法子が特に台湾、香港で日本を代表するタレントとして、今回の事件にも大きく取り上げられているが、このことも日本国内との温度差も大きいようだ。


さて、小生が観察したいことは、この作者がエホバの信者であったことが報じられた後に、中国の報道はどのような動きを見せるかという点。(ちなみに、エホバであることが小生の関心事ではない)


中国共産党は、宗教を排除しがちな姿勢だけに、その後の扱いは興味深い。


これから中国と仲良くお付き合いするためには、こんなことを知ることで、話していいこと、いけないことなどを学習する手掛かりになりそうだと思っている。