Yちゃんの東京出張からのお土産で頂いたお菓子
「カルシウム黒豆」という
これだけ蘊蓄を準備したものとして取り上げてみよう。
広島の豆菓子メーカーが大学との産学連携で開発し、全国に売り出し中らしい。
http://www.ishikawa-net.co.jp/index11.html
袋は燃やしても塩素系ガスの出ない事の説明なども
なんと点字まで配慮している
大学との連携と特許出願中を表示
で、小生の正直な感想だが・・・
努力に敬服する。
ここまで、栄養機能をミックスブレンドして商品を開発し、その蘊蓄をしっかり表示していることに頭が下がる。
売れるのか?
さて、じゃあ買うかということについては・・・???
私に買って届けた方は小生の商売の参考になるかとの思いで買ったまで。
パッケージから内容表示まで一貫して化学系的イメージだ。
昨日のブログで「ターミネーター」の映画について書いたが、このお菓子がパッケージも銀色だし、お菓子が科学的に作ったというイメージで先行し過ぎているお菓子のターミネーターのように感じる。
美味しいのか?
つまりという基本的お菓子に求める一番の要素である「美味しさ」が全然伝わってこない。
実際に味も??ちょっと??・・・確かにそんな印象・・・うちの会社の人たちの反応も・・・
商品開発段階において栄養機能を切り口として先行するのは良いが、味覚テストやパッケージデザインのクリエイティブテストとかの客観的評価を、開発段階で組み入れたならば、もっと売れるものに仕立て上がったに違いないと思う。
もし、関係者がこのブログをご覧になったら、憤慨なさるかもしれないが。
勝手に書いてすみません。
ただ、買う人、食べる人の視点に立っての開発計画を再構築なさることをお勧めします。
ひょっとして、プロモーションには、
「お菓子のターミネーター」
というキャッチコピーで広告展開すると、意外性の部分で注目を集めるかもしれない。
キューサイの青汁が、「んんん、まずいっ!」で売れたように。
マーケティングは科学だ。
商品開発にはマーケティングの観点が必須。