麻生首相は、原爆症認定訴訟の一審勝訴の患者全員を認めるよう指示を出した。
また敗訴した原告に対しても議員立法で創設する基金から支援することになるようだ。
すばらしいことだ!
こんなに長きにわたって、症状に苦しむ人たちと国が認定の是非を巡って裁判で争ってきた。
これまでの国の態度は、その苦痛を背負った人々に対して、あまりにも冷酷だ。
そこを救えるのは政治しかない。
よくぞ麻生首相は、決断されたと思う。
しかしながら、厚生労働省はガンと抵抗姿勢を表しているようだ。
自分たちのエゴイズム、保身に満ち満ちて、我が身の安定、老後の安心こそ、しっかり準備していくことに長けている一方で、困っている国民を助けようともせず、上から下駄で蹴り飛ばしているかのような態度に映る。
厚労省の職員は、広島、長崎の原爆忌に全員起立して同時刻に黙とうを捧げることを毎年の慣例にしたらよい。
そういうことを浸透させていけば、困っている国民に情のある政策が実行できるのではないだろうか。
舛添厚労大臣、またはどこかの議員さん、こういうことを真剣に議論されてはいかがですか?
政治家にとっては選挙も大事かもしれんが、現職大臣たちは今やるべきことを、しっかり汗かいて取り組んでいただきたいものだ。
昨日6日は広島、明後日9日は長崎の日。
改めて犠牲者の方々のご冥福を祈ります。 合掌