昨日は熊本で食品関係展示会を見学
熊本最大の展示場であるグランメッセ熊本で、食品総合商社の丸菱が主催した展示会を視察に行ってきた。
会場は来場者がどっさり! 出展社200社を超える。
各社はディスプレイやアピールに力を入れている。
実演デモをやるところには人が沢山。
これはとても気に入った。
これは市場で受けそう。
出展各社が試食、試飲、展示、実演など、頑張っている。
食品メーカー、商社、関係機材、資材メーカーなど、皆さん頑張っておられる。
ガレット・デ・ロワが登場!
今回、筆者が注目したのは、ガレット・デ・ロワ。
広いブースを取ってのプレゼンテーションだ。
有名な講師たちが集結してのデモにはたくさんの人が集まる。
クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワのコーナーは力が入っている
キリスト生誕のお祝いに来た東方の三博士が1月6日に来たことに由来する公現節に因んで、フランスでは1月中はこのガレット・デ・ロワを作って食べる習慣となっているそうだ。
この月に何度も食べるんだと。
本場パリでは毎年、大統領に献上することが恒例になっており、特大のガレット・デ・ロワがサルコジ大統領に送られた時の写真などをパネル掲示していた。
日本でも、フランス大使に献上されているそうだ。
おまけにフェーブ。
さらに、ガレット・デ・ロワには中に、金貨や、そら豆(縁起もの)を一つ入れ、当たった人に幸運がくるという楽しみもある。
16世紀フランスの教会では司祭を選ぶのに、フェーブ(フランス語でそら豆の意味)を一つだけ、ガレット・デ・ロワに入れておき、当たった人を司祭としていたそうだ。
その後、そら豆や金貨を入れた大きなお菓子を焼いて、当たった人を王や王妃に選ぶようになった。
19世紀に陶磁器の流行により、パリのお菓子屋さんが陶製の人形を入れたことに始まって、今ではいろんなフェーブがあり、パティシエのオリジナルのフェーブを作ることもある。
ペンダントトップや蓋付きの小箱など、趣向を凝らしたものもあり、毎年、その年の思い出が焼きついたフェーブを集めていく楽しさもあるとのこと。
(会場パネル表示より筆者が引用)
これなら行ける。
12月のクリスマスから、2月のバレンタインまでの間。
その1月にフランスのこれを、日本に定着させる。
1ヵ月も引っ張れる。
しかも、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワはフランス文化を知る著名人を集めてのプロモーションだ。
それなら来年の一月はこれが必ず浮上し、クリスマスケーキとバレンタインデーの中を埋める。
これによって、アクセサリー的グッズへも広がることも期待できる。
菓子業界のチャレンジは興味深い!
さて、洋菓子メーカーさん、お菓子屋さん、フレンチレストラン、カフェあたりの皆さん、準備はいかがですか?
新たなチャンス・メーキングはチャレンジ精神で進めて下さい!