グリコが発売しているヒット商品「ドロリッチ」を試してみた。
コンビニに商品アイテムが二種置いてあり、以前はその一つコーヒーゼリーを試したので、今回は「フルーツミックス・クリーム in」というヤツ。
ドロリッチはクラッシュゼリーというカテゴリーらしく、それに商標を取っている。
英文は"CRUSH JERRY SWEETS"
キャッチコピーは・・・新感覚の飲むスイーツ!!・・・だそうだ。
これの中身は、りんご、みかん、パイン、バナナ、パッションフルーツ、とある。
う~ん、味は万人に受けるいい感じなんだろうが。
これって、ハウスのフルーチェに近くない?
コーヒーゼリーの方は、ま、それなりに美味しいと思ったが・・・。
さて、このドロリッチを試して筆者が思ったことはというと・・・
味覚の幼児化!
誰もに受けるいい感じのものを混ぜて、噛まなくて良く、流して味わう甘いもの。
離乳期前後の幼児にフルーツを食べさせたい親がジューサーミキサーで作ったオヤツ、またはあえていうなら病人の流動食。こんなジャンルに思えてしまう。
日本だけ、味覚が幼児化に向かっている?幼児化、すなわち赤ちゃん化。または歯の弱い老人のオヤツ。
(筆者注釈:この表現は失礼な言い方で恐縮ですが、端的な表現ということでお許しいただきたいと思います。心証を害した方にはお詫びします)
これが美味しいという評価で受けているなら、日本人の味覚は幼児化が進んでいるどころではなく、浸透していることの表れか。
不況下の今なおスイーツのマーケットは安定成長
それにしても、昨今のスイーツ流行りは不況時の優等生と言っていいだろう。
女性・子供が支持するマーケットは、なかなか縮小しないし、成長・進化のエネルギーも並々ならぬジャンルだ。
グリコのドロリッチ。
食通マーケティング男には、個人的観点では評価しづらい商品だ。