前回記事のオマケ編
26日に全国市町村長大会が開催された。ここでのチェックポイントは二点
一つ目はまたまた野次。
来賓として出席した麻生首相挨拶の中で定額給付金について協力要請の言葉が出た際に、町村長の一部から「バラマキ」「給付金やめろ」などの野次があったそうな。
またまた、幻滅。
市町村長もそれぞれの自治体の住民から直接選挙で選ばれた立派な方のはず。
そんな方々が、野次とはね。気持ちはわからんでもないが、衝動を抑えれんのかな?
野次ったからって、どうなるもんでもないだろう。このように批判されるのが落ちだ。
来賓挨拶を聞く場面と、正当な意見を申し上げることとはまったく場が違う。
会の来賓に対しては良くぞ来ていただき、感謝するということがマナーだ。
給付金に反対するならば、来賓が帰った後でもこの全国市町村長大会の議場で動議を出し、議論をして議決すれば良い。
定額給付金に疑問が高まっている世論の流れから言えば、このほうがよっぽど国民から支持を得たのではないだろうか。
ああ、このように野次る市町村長さんたちも、再教育すべきかなあ。
もう一つのポイントは道州制移行に対する反対意見を会長さんがおっしゃったそうな。
その理由が、どう見てもピンズレ。
道州制移行は、市町村合併の強制に繋がるから反対だと。
まったく・・・あごを抜かすほど、あきれる。
今地方の喫緊の課題は地方への権限委譲。
権力を持ちすぎた中央から権限と税金を委譲させ、地方の権限を確保することだ。
その大きな枠組みが道州制である。
市町村合併は国家の奨励策ではあっても、決めるのは自治体。無論その住民の選択に委ねられる。現に頑張って合併せずに頑張っている自治体もある。
いま、道州制移行の検討を進める中に、市町村合併もこれからも十分検討すべき課題だが、それが強制されるという「思い」「推論」だけで、道州制を反対するなど論点が歪んでいる。
会の代表者としての発言としては、お粗末ではないだろうか。
それとも?・・・と疑える材料としては、中央国家権力側から吹聴されたか。または自分の町が合併しないということの町民に対するデモンストレーションの思惑から、この場での発言か。ああ、情けなや・・・
いみじくも、この会長さん、福岡県のある自治体の首長である。
道州制の先行は九州からと、おおむねイメージ形成が進む中で、この方の発言はいかがなものか。
ああ、政治のお粗末・・・トホホ