華蓮というレストランで、しゃぶしゃぶを頂いた。
ここは、JA鹿児島県経済連が直営するお店だ。
福岡市中央区春吉のジャスマック酒肴小路の店だが、鹿児島店、大阪店もある。
メニューは、鹿児島黒牛・黒豚の素材を使った料理の専門店で、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどのコース料理をメインにしている。
今回は、黒豚と黒牛のしゃぶしゃぶを賞味。
素材がいいだけに、肉が程好く旨い。特に黒豚は上等だ。
黒牛については、小生の好みがちょっとうるさ過ぎるので、それはそれなりとして・・・。
(霜降り=とろけるように柔らかい=高級。という価値観が気に入らないだけだが)
しゃぶしゃぶ鍋の後作りにラーメンが選べるので、今回はラーメンにした。
とんこつ味で結構旨かった。九州博多という所で、これもいい感じだ。
普通のラーメンの三分の二程度の量で、コースを完食すると満腹だ。
コースにしては若干、野菜などが足りないかとも思うが、今回は追加もせずに満腹となったから、適量だろう。
この店舗開発のモチーフにしたのは木曾路だろうと推定できる。
木曾路は小生は、外国人の来客のおもてなしの際によく使っているが、この華蓮も良さそうだ。
接客ホール係は改善すべき点はあるものの、無難で良いと言えば良い。
華蓮の、ただ一つ難点は店のつくり。
内装デザインは一定の品格があって良好だが、客の話し声が反響しすぎてうるさい。
床が石材を使っていて、壁は竹の合成板、部分的にガラス板を使用しており、硬材ばかりで音のはねっ返りが強く、最近の若目のエチケット足らずの客たちがワアワア言ってると、うるさくて堪らん。
折角の高級食材もこのうるさい雰囲気の中で食べれば、味のわからぬ者にとっては、居酒屋気分と変わらないイメージか、ちぐはぐな印象を与えるかも。
品格のある、やや高級路線を目指すならば、内装にこういう点の配慮が必要だ。
そういった、おもてなしの道を目指してほしい。