11月3日、文化の日に開催された福岡茶道文化連盟主催の各流合同茶会に参加した。
先生のご案内でご一緒させていただいた。
今や、福岡では文化の日の恒例行事となっているそうだ。
驚いた。
こんなに沢山の人が参加するのかと。
三千人も集まるそうな。
場所は、大濠日本庭園、福岡市美術館、護国神社参集殿、護国神社境内、大濠会館と、徒歩圏内でお茶関係者などが一堂に集まった。
流派はそれぞれ、大日本茶道学会、南坊流、裏千家、表千家、宗偏流、遠州流の6会派。
この日のチケットは3つのお茶席に行けるというもの。
先生に従い、先ず表千家。
順番待ちの後、会場に案内されると先生は中央最前列の正客に!私はその横、二客!
・・・う、うそでしょう、こんなビギナーが。と思うも、そこで堂々として下さいと言われ、従った。
先生も亭主役の先生と対話をなさる。
一回に約50人ぐらいの会場には先生格の方々がどっさりいらっしゃるわけで、恐れ多いというか恐縮しつつも、客人として愉しませていただいた。
次に宗偏流。(へんの字は本来、行人偏「彳」+「扁」)
石灯籠とか、竹に掛け物、花。栗の実が付いた木、枯れ松葉を敷いたり趣向を凝らしている。
宗偏流のお道具
どちらも立派なお道具を使っている。熱心な皆さんはお道具もじっくり鑑賞される。
その次に、大日本茶同学会のお茶席。
小生の先生が特別待遇されたので、小生もあやかって恩恵を受ける。
最後には受付時間を過ぎてしまったが、遠州流の会場も覗かせていただいた。
小生のお師匠さんは、パンフレットに福岡茶道文化連盟の役員として名前が印刷してあった。
どおりで、お顔が利くのだなと納得し、小生は立派な先生に付いているのだと、改めてありがたく感謝した次第である。
ということで、先週金曜の着物で一杯の企画。土曜は結婚式二次会で着物。月曜祝日もお茶会で着物。
着物続きの日々となった。
この日、女性が9割以上の世界。元々武家の趣味的なたしなみとして始まって発展してきた文化だから、もっと男性もおやりになったら良いのですが・・・とおっしゃる先生。
ここでも着物の男性は希少価値で、私も見栄えもいいので(無論、私個人のことではなく、着物の男性という存在のこととは重々承知)、大事にされているのだ。(笑)
三つの茶席のうち二つの茶席では、正客は男性だったが、いずれもスーツ姿。
やはりこの場は男性も着物がベストだ。