スタイリストの余田豊美さんからご案内頂いたので、博多大丸で開催中の HAKATA STYLE to woman を覗きに行った。彼女がトータルコーディネートした。

なかなか良いモノを集めて展示販売している。地元福岡の作家、アーチストの作品・商品だ。

中でも個人的に注目したのは、小倉織の商品。ブランド名を「縞縞(しましま)」としている。作家は築城則子さん。私が小倉城庭園の展示計画に仕事で関わった際に、お会いし商品の打合せなどさせていただいた方だ。

それは、もう十年ぐらい前になろうか。その後も着々とクォリティを高められ、小物商品群をブランド化して世に送り出していらっしゃる。益々、頑張っていただきたい。

他にも、ミニチュアール(アクセサリー)や、葉々窯(食器)、など作家モノの工芸品や、帽子(特に可愛いものがたくさん)、バッグ、家具、服飾、Tシャツなど、福岡で活躍するデザイナーの作品がちりばめられており、なかなか楽しい。

大丸では、24時間テレビ「愛は地球を救う」のサテライト会場になっており、募金が始まっていた。番組収録のためのカメラセットが行われていた。夏休み最後の週末で賑わうのだろう。

 


すぐ前の福岡市役所西側「ふれあい広場」では、天神スロー・ナイト・ウィーク開催中。

人工芝を敷き、パラソルにイステーブルを設置。憩いの空間を実験的に設置している。

ヒートアイランド対策実証実験として行っており、グリーンのエコ空間が登場している。夜は千灯明や、パフォーマンスなどのイベントも行われ、今夜は役所の4階が市民に開放されてそこからの眺めも楽しめるそうだ。

なかなか、面白そうじゃないか。

憩いの空間になっている。役所の窓も緑がたくさん。   千灯明の準備が進んでいた。 


モイスチャーミストの機械が持ち込まれている。

モイスチャーミストの発生器は、しっとり柔らかい霧(約12ミクロンの超微細な水滴による)の気化熱を利用して温度を下げる効果があるもの。40~50メートル四方の結構広範囲なエリアで、温度を2~3度は下げれるようだ。

今日、北九州市の小倉井筒屋の広場でも同様のことが導入されている。

この機械、ニシケイが取り扱っている。浅井さんの会社だ。なかなか頑張っているな~。社会的ニーズのあることだけにビジネスとしても頑張ってほしい!

ヒートアイランドといえば、私はこのテーマで福岡市役所が主催したセミナーを聴講したことがある。多分それは、1990年~92年頃。学者さんたちが警鐘を鳴らしはじめた頃で、役所がヒートアイランドのテーマを取り上げて市民に啓蒙したのかもしれないが、役所はその後、この広場を高い税金かけて無味乾燥化したコンクリートで建設し、結果的にヒートアイランドの加速に加担したことになる。


これってものすごい矛盾ではないだろうか?

一方でヒートアイランド問題の警鐘を鳴らし、一方ではヒートアイランドの増長に加担してしまっている。


夏場の街路樹整備も木陰を多めに提供するという観点でやってくれればいいが、交通の障害にもならない場所でもバサバサ切り落としていく。これも矛盾だ。


最近はこういったイベントで後戻り(?)のことをして、またお金をかける羽目になっている。役所の方々は、職員自ら我々の子・孫の世代に残す最善の行政は何かということをしっかり考え、立案に取り組んでほしいと思う。