「不況でも伸ばすには」
このところ、資材高騰、ガソリン代、小麦等などからの物価上昇、官製不況とまで言われる建設不況に年金不安などから、不況感が拡大傾向にあり、一般消費の現場でも節約意識が大きく広がっている。
だからといって不況の中に埋没し、政治が悪い、社会が悪いなどと言って、会社の業績不振を政治や役人への責任転嫁で済ませられない。国政に参加する国民の立場としては重大だが、ビジネスの視点は別ステージで、しっかり鍛えねばならない。
それでも業績を伸ばしている業種・企業は無いのか?
いえいえ、探せば探すほどザクザク出てくる。今回、そんな情報を集めてみた。
1.国債や投信、株式に向かう消費
・ボーナスの使い道、8%は投資。
・旅行・レジャーを増やす人14%、減らす人28%。
(日本経済新聞20年6月16日より)
2.男前豆腐店はすでにナショナルブランド
・ユニークなブランド戦略で全国に出荷拡大
http://www.otokomae.jp/
昨年も小生のブログで取り上げたが、更に伸びる勢いだ。
全国の百貨店デパ地下の人気商品に成長。
それだけではなく、ローカルの食品スーパーにも定番化しつつある。
3.九州に入国する外国人数は伸びる一方。特に東アジアから。
・中国6万4千人、韓国51万6千人、台湾1万1千人。
(九州観光機構、06年)
今後、中国からの観光客は大幅に伸びる見込み。
※デパートでは中国語対応従業員の配置や中国のクレジットカードの銀聯カードを取り込んで対応力強化。 小売・サービス業では日英中韓の4カ国表記は当たり前にすべき。
4.歯ブラシ業界は活況
・口腔ケアへの関心が高まる。健康志向の一環から、歯周病予防などの意識が高まる。
・職場など昼も磨く層が拡大。
・昨年度、国内メーカーは過去最高の生産高。国産がシェアの8割に回復。
※特に大阪に集中するメーカーは増産体制強化策に向かっており、更なる伸びが期待できそう。
健康志向の高まりと、一方では中国製品への不信感が強まっている傾向もうかがえる。
昼も歯を磨く習慣が成長拡大。
5.クールビズ
・浸透拡大傾向が強まる。
※遅ればせながらお父さんたちも軽装ルックが板に付きだした。
ノーネクタイで締まりの無いイメージから脱皮したいお父さん、頑張れ!
6.カラータイツ
・一時期、生足ブームでストッキング業界は低迷するも、色は百花繚乱のカラータイツで盛り返す兆し。
※ケバイと思うほどの蛍光色系のカラーなどを揃え、海外でもブームに火をつけた。
7.エコ商品。買いたいものは。
・エコバッグ。マイお箸。水筒などのマイボトル。
・電球型蛍光灯(省エネタイプ)、ハイブリッド車、家庭用太陽電池。
・低農薬や有機栽培の野菜。
(資料:日経産業地域研究所)
※環境志向がジワジワと拡大する中で、消費行動・意識変化に伴い、ライフスタイルの変化も伴ってきている。
8.小売には買う楽しみが必要