顧客満足の視点


先日、車にかけている損害保険の払い戻しがあるとの郵便。このハガキと印鑑と本人の確認ができるもの、銀行口座番号を持って来いとある。早速その営業所の場所を聞き、博多駅前にある損保会社に出向いた。


エントランスの受付カウンターの表示・・・

「御用件の番号に内線電話をおかけ下さい」??


電話機の表示を見ると、名前とか略称ばかりで、どこにかけていいかさっぱりわからない。

親切さが微塵も感じられない。

ならば、誰でもいいか、エイッと電話し、対応者に取り次いでもらい、手続きも無事完了。

・・・・・

しかし、どうしても言いたかった一言が、口から出てきてしまった。


「支払をするから受け取りに来い」という姿勢はいかがなものか。

時間と交通費を払わさせて来させるという態度は、御社のこの払い戻しに対して、実はネガティブな姿勢の表れではないか。

あなたの会社は我々エンドユーザーと直接向き合っていないのにもかかわらず、ここまで来いとは。

そこのカウンターに掲示しているポスターには「顧客満足に務める」ってあるけど、全然できてないじゃないか。


対応者は、ただ詫びるばかりだったが、この損保会社の姿勢に問題ある。

顧客満足の視点が欠落している。ダウン


お客の便宜を考えて、返信封筒とか、FAX、,メールでも本人名義であれば銀行・郵便局の口座に振り込めるなどとすれば、客の不満は無いだろう。確認できない例外は代理店が動けばいいだろう。

社内の事務処理の観点で見ても、こうしたイレギュラーなスポット客対応という煩雑さの発生も防げる。


所感としては、「この会社はダメやな」。

代理店制度にあぐらをかいて、エンドユーザーの顧客満足度といった文化が浸透していない。

私はこの会社にそういうレッテルを貼ってしまった。


・・・・・・・


話は変わって、こんな好例もある。


ジュンク堂、やるじゃないか!アップ


ジュンク堂で本を買ってきた。

事務所で買ってきた本を取り出そうと・・・・

ジュンク堂の袋

おっ!袋の口を止めているセロテープ!

 セロテープの折り返しに注目!

ちゃんと折り返しをして、剥ぎ易くして付けている。

さらに、

 つい、袋も見入ってしまった


また、袋を良く見れば「地球にやさしいリサイクル袋」!再生原料50%、焼却しても有毒ガスは発生しない・・・


テープが普通にベタッと貼ってあれば、このメッセージも見てないだろう。

セロテープの心遣いがあったので、この小さな文字まで見てしまった。

袋だけなら、「ふ~ん」程度に過ぎないだろうが・・・人がテープを折り返すとなれば・・・


こういうことができていれば、企業姿勢の好感度アップだな。


もう一丁!

そば屋にも心!合格


福岡の中心では結構知られているそば屋「華元」。白いそばで有名な店。

汁も九州ダシの甘めで旨い。

華元はうちの会社から近いところが本店で、天神ショッパーズプラザとかにもある。

昼飯はヘルシー志向で、ざるそばだ。


 箸袋に注目!

「心をこめて」

いいメッセージじゃないか。

従業員への徹底がどうかは知らないが、手元にこういうメッセージが置かれるのも心地良いものだ。

マーケティング領域で顧客満足向上という課題はとても重要で、小生の得意分野だが、このブログでもシリーズ化しようかな~。


で、このタイトル「顧客満足の玉手箱」


続くかも・・・・