北京駅から


5月の中国出張では、北京から天津への移動に新幹線を利用。

私が乗ったのは、中国四川大地震発生の当日、直後に移動した。


北京駅はオリンピックを迎える直前の大改装工事中だ。

 

中国全土から、または各地方へ移動する人々が集中。駅前のオリンピックPRのモニュメント前で記念撮影する人も多い。


 駅舎の中に入るには手荷物検査が必要。


と言っても、簡単過ぎて大丈夫かと思う程度の検査。


駅コンコースの上には天井画が・・・・

 

お~、スポーツの祭典といったテーマの天井画。広告スポンサーは食品飲料メーカーの「蒙牛」だ。

 新幹線の車両名は「和諧号」


中国共産党が掲げる「和諧社会建設」の「和諧」・・・つまり民族の「調和」を目指すという意味だが・・・。


 

駅のホームも大改装工事中。          新幹線車両内はきれい。日本と同様イメージ。


この新幹線は、約170km台のスピードで走り、約一時間で天津に到着。

以前、青島で列車事故があったのが脳裏をよぎるが、その後だから大丈夫だろうと腹をくくっていた。

揺れも少なく快適な乗り心地。これで乗車券代は51元。日本円で約800円。

 5月12日、大地震発生の直後に乗車した指定席券

 天津到着!

天津の駅は人口規模のわりには、あか抜けていないが、オリンピック前に特段工事も行われていない。


 天津にもオリンピックモニュメント


天津ではサッカーの試合が開かれる。

街の中は、中国の大都市の中では出遅れながらも、だんだんきれいになってきている。


北京オリンピックが国威発揚の絶好の題材として力を入れていることが、様々な形に現わされ、よく理解できる。ビジュアルに飛び込んでくるモニュメントやいろんな広告物、テレビ番組なども、楽しみだ。

その一方で、四川大地震や、国内での様々な深刻な問題も膨らんでくることも事実だろう。


個人的には、世界のスポーツの祭典が成功裏に開催されることを心から願う。