北京を訪問。
今週は、中国で日本製品を販売している会社の課題解決のため、中国入り。
ここは、来年の北京オリンピック開催準備に向け、世界でも最も元気な都市ではないだろうか。
中国入りの初日、中国で成功している親友の台湾人事業家を尋ね、依頼企業の台湾人オーナーを紹介することになった。
彼らも、中国で日本人から台湾人を紹介されるのは何か面白いねと。そうだね。

現在抱えるビジネス課題解決のために彼らを会わせ、何らかのアドバイスを得ようと頼んでのこと。
中国での成功企業オーナーから中国ビジネス指南を得る機会を作ったが、そのアドバイスは実に興味深い。
彼曰く、やはり最初からうまく行くことは絶対ない。自分はワンアウトの後、次の打席でうまく行った。それからは、中国側の関係者から情報をもらいながら、有利に展開してきたとのこと。ツーアウト満塁でもホームランなら最高。ワンヒットでも十分。
中国において外国人経営の小企業ならば、
トップの仕事は、
各人の仕事の役割分担、ルールを決める神様になるべし。・・・その通り!
「以夷制夷」
(中国人は中国人に管理させる)でマネージメントを組み立てる。・・・なるほど!
トップの右腕となる有能な中国人を一人雇うことが絶対必要。
雇用条件、賃金も別格に設定。40代の女性が理想的。
探せば見つかる。300人応募して3次面接までで振るい落として、1名を選ぶ・・・・
むむむ・・・、よくわかる、わかり易い。実にナイスなアドバイスだ。
他にも、GEの戦略や、台湾で倒産寸前だった「自然美」が中国で大成功した経緯などを例に、アドバイス。
彼らは同じ台湾人同士。北京語で話し、年も近く、いいミーティングとなった。
こんな素晴らしい指南を受け、しかも、その後は旨い中華料理をご馳走してもらった。
上海蟹を!
折角なので今が一番いい季節になった上海蟹を食べたいというわがままを聞いてくれた。
小生は、いろんなところでご馳走してもらうので、つい厚かましくなって甘えてしまう。
紹興酒の20年陳もご馳走してくれた。
実に旨い!
でも本当に20年モノかどうか、余計なお世話での解説をしてしまった。しかし小生の配慮と解説に一同納得して、かんぱ~い!
店は今年オープンした新光天地にある。ここは台湾の財閥、新光グループが犯罪的行為を犯したとして問題となって外資にはマイナスのインパクトを与えたところ。三越をバックに日本の店舗・ブランドも多く出店している大型の百貨店コンプレックス。
事件の真相は?台湾側では色々、報じられているのだが・・・・。
それはそれとして・・・
「郷に入りては郷に従え」
仕事の話ばかりではない。生活・人生そのものを導く、良い言葉だ。