ラグビー、ワールドカップ
は4年に一度の世界ラグビーの祭典だが、今年9月からフランスで開催中。
遂に日本時間の21日5時、決勝戦だ。
フランス・ラグビーワールドカップ公式サイト http://www.france2007.fr/
日本でのワールドカップ公式サイト http://www.ntv.co.jp/rugby/index2.html
前回優勝のイングランドと南アフリカの対戦だ。
イングランドは稀代の天才キッカー、司令塔SOのウィルキンソンが復活して進撃、開催国フランスを準決勝で破っての決勝進出。一方で優勝候補の筆頭といわれたニュージーランド・オールブラックスが敗れ去って後、南半球チームで勝ち上がった総合力の高い南アフリカが対戦する。
これまでゲームの開催地はフランス国内だけでなく、一部をイギリスで行うなど、今フランス全土はもちろん、ラグビー振興国では大いに沸き立っている。
パリにはシャンゼリゼ通りの街頭にはワールドカップのフラッグが装飾され、エッフェル塔にも試合結果の電光掲示が出るなど、国を挙げてのお祭りとなっている。
さて日本は。。。。
日本はここ数年で、カーワン・ヘッドコーチの指導の下、素晴らしい高度なレベルのチームになったのだが、世界のレベルはもう一枚上、残念ながら予選リーグから決勝トーナメントには進めなかった。筆者はジャパン(日本チーム)の成長をよくわかっている者の一人として、彼らには暖かい拍手を送りたい。
ところが筆者が問題視するのは、チームの力の話ではない。
小生の周辺の人に話しても、
ラグビーのワールドカップが開催されていることすら知らない人が結構いる。
現在、わが国は少子化
が進み若年人口が減少の一途。大きな流れは、世界を挙げてのサッカー人気。野球人口も減少傾向。 そんな中にあって、日本ラグビー協会はPRを何と考えているのか、戦略そのものを誤っていないか。
日本国内のラグビー試合の放映権を一部だけを残し、ほとんどをスカパー(衛星チャンネルのスカイ・パーフェクト)と契約し続けている。私のような貧乏ラガーは見れない。この世界のトップレベルが集まって最高のゲームを繰り広げているにもかかわらず、一般放送のスポーツニュースでも流れない。新聞でも扱いは小さい。
日本ラグビーフットボール協会 http://www.rugby-japan.jp/index.html
子供、少年たちに、一般放送で何らかラグビーの本物のゲームを見て、こんなに男らしく躍動するクリエイティブなスポーツがあること知れば、・・・?
つまり、知らなかった子供たちにアピールしていかねばならんだろうに。
一般のお茶の間にも流れれば、チラッとでも触れる機会が増え、血気盛んな少年たちの目を輝かせることができようというもの。
現在スカパーから多額の契約金が入り、協会は楽して収入の安定化を図っているが、一般人はわざわざスカパー契約してでも見たいとする方々は、ラグビー観戦という目的意識があるからいい。現状で言えばマニアだ。
そう!ラグビーは、日本ではマニアのスポーツと化している。これが現状だ。
日本ラグビー界の大きな問題はラグビーを知らない人が増えているという現状を把握していないのではないかということ。多くの少年たちに、いかにラグビーに触れさせるかということを重点課題として取り組むならば、戦略は大きく転換しないといけない。
明日のジャパン・ラグビーの盛衰は、マーケティング的観点で進めるか否かにかかっている。
協会の皆さん、将来に対する課題解決は論理的・科学的な方法によって、ベストの戦略を導き出すべく、頑張っていただきたい。
我が母校、筑紫ヶ丘高校 http://www.chikushigaoka.gr.jp/ も頑張れ!
我がクラブチーム「シザースクラブ」 http://www.scissors-rugby.com/ も九州トップクラブリーグで激戦を続けている。
みんな、頑張れ!