大先輩の企業会長様の奥様がお亡くなりになった。
一昨日、お通夜に参列。
改めて・・・
・・・人間の基本は、常に生死に向き合っているということ・・・
などと考えてしまう。葬祭事に立ち会う時、このような想いが巡る。
それにしても毎日、聞くに堪えられない殺傷事件が続く。
一つの仮説だが、殺人を犯す者たちは、幼児期から成長期の過程において、身近な者たちの死に臨席したことが無いか、または経験が薄いのではないだろうか。
お通夜や葬儀に会社を休み、学校を休んで参列した経験が薄いのではないだろうか。
そこに大きな悲しみがあること。死者の生前の功績や人柄をしのぶ会話、酒宴となっての様々な思い出話など、そんな輪の中に居たことが無いのではないだろうか。
死者を取り巻く人々の輪を知れば、また命の重みも自然と理解できるのではないだろうか。
限りある命。命を大切にすること。今を大切に生きることの大事さ。
戦後のわが国の発展過程で、都市化、核家族化、固化の進展、マスコミの発達、精神文化の欠落などが、折り重なり、死は生の表裏一体として存在していることを忘れた現代人の無知さが、殺人を生んでいるのだと思う。
小生は現代資本主義社会の先兵とも言えるマーケティングの専門の仕事をしているが、
一方で仏教徒、アマチュア宗教研究家でもある。
愛や心、精神文化を語りたい。
合掌。