君にとって怖いものとはなんだい?
その問いかけに対して僕はこう答えます。
ジェットコースターと噂だと。
噂‥‥
そう。最初はただの噂だったのです。
それはさかのぼる事、二日前。
ビルに会社の上司が来ていました。
「調子はどうだ?」なんて仕事の話を交えつつ、だんだん映画の話へ。。。
その時です!彼は信じられない事を口にしたのです!
「おまえ知ってるか?ランボー見ながら飲むと、酒が進むぞ。」
またいつもの冗談かなと思いつつ、「本当ですか?」なんていいながら話を聞いていると‥‥‥
普段は温厚な上司がその時は、暑苦しくランボーの良さ、そしてなぜか?ランボーと自分との歴史、しまいには今の社会に足りないのはランボーの精神だとまで言い出し始めたのです!
僕もそこまで言われて引き下がれるほど、弱気ではありません!
噂の真相を突き止めなくては!と刑事コロンボにも通ずる探究心が僕の心を強く揺さぶりました!
たしかに、ロッキーばかりでランボーに手を出していなかったのも事実!
しかも、上司言わく、『ランボー3怒りのアフガン』がこれでもかってくらい飲めちゃうみたいです。
それを聞いた僕は、勢いよく椅子から立ち上がり、上司に向かって、「ランボーがどんだけのもんか見させてもらいますわ!」と、何故か関西弁で吐き捨て、店を出たのでした。
そして自慢の愛車(チャリ)にまたがり、さっそうとTUTAYAに向かうのでした。
後編に続く。