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トラスロッドを埋め込んだ後は、ヘッドの外周を切り出して整え、ペグ穴を開けていきます。
使っているのはボール盤といって、ドリルで穴を開けるための機械です。
指板接着をする前に、トラスロッドの効きの確認と調整をするために、一度ざっくりとネックを削ります。
Kazukiさんが手に持って使っているのは南京鉋(なんきんがんな)といって、ネックのような竿状のものを削るのに適した鉋です。
これはネックの粗削りといい、指板を接着する前の非常に大切な工程です。
トラスロッドの調整範囲を正常なものにするために行うための加工の一つなのですが、Kazukiさんはそれぞれの加工の意味を理解しながら工程を進めていきました。
そして指板を接着した後は、本格的にネック成形に入ります。
サンダーという大型機械で、大まかにシェイプを整えます。
ネックを当てている部分ではベルト状のサンドペーパーが高速回転しています。
ものすごい勢いで削れていくので便利なのですが、削り過ぎてトラスロッドが出てきてしまったら・・・終わりです、なにもかも(>_<)
ですからここは少しづつ慎重に。少し手前で止めます。
そして最終的には手作業でで形を整えます。ネック成形にはこんな道具を使います。
南京がんな、小刀、木工ヤスリ、スクレーパー、サンドペーパー、パット類です。場所によって使い分けます。
ギタリストにとってネックシェイプは非常に重要な部分なのでスタッフと入念な打ち合わせの元で加工します。
この瞬間はもはやギタリストではなく職人のまなざし。やはりここでもKazukiさんが手にもっている南京鉋が活躍。ネックを自分の好みに合わせてその場で自分で削れるというのも、Kazukiさんにとって今回のギター製作の大きな魅力だったのではないでしょうか。
そしてシェイプが出来たネックがこちら
まだフレットが入っていませんが、どこからどう見てもネックですね。
ここまで来たので、今回はここで終了。次回はKazukiさんがフレットを打ちます!お楽しみに。
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