モリミーは好きな作家の一人。京都を舞台にした、古めかしい文体の面白おかしい物語が持ち味です。

そしてこのデビュー作も舞台は京都ですが、太陽の塔は物語上、重要なモチーフ。主人公の男子学生は自分を振った元彼女について研究を続け、240枚ものレポートをまとめています。手作りの予定表で彼女の日々の行動を予測し、彼女の家の近くで待ち伏せをする、いわゆるストーカー?のような怪しい行動も目立ちますが、いたってピュアな青年です。これを読むと、太陽の塔が見たくなります。

ということで今日は万博記念公園へ。家からわりと近いのです。


「つねに異様で、つねに恐ろしく、つねに偉大で、つねに何かがおかしい。」

残念ながら今は耐震工事中で囲いされています。


のどかな昼下がり


今は梅が見頃です。うぐいすがたくさんいました。


この太陽の塔、内部も復元し、平成30年3月末の一般公開を目指しています。しかも建造後50年たてば世界遺産登録の申請ができるらしく、大阪府は申請に意欲的。数年後には世界遺産になってるかも❗とりあえず内部公開で生命の樹を見られるの、楽しみですおねがい