このシリーズ最後の記事になります。

昼食の後、車を紋別市内からオホーツク海沿いに網走方向へと走らせました。

 

 

やって来たのは「龍宮台展望公園」(紋別郡湧別町登栄床)。

場所はサロマ湖の北側で、丁度オホーツク海とサロマ湖に挟まれた幅約200mの砂州になっています。車が2~3台停まっていました。

下にGoogleマップで分かりやすい図を示しておきます。

 

 

サロマ湖は2ヵ所の湖口(開水路)を通じてオホーツク海と繋がっている汽水湖で、幅の大きい湖口が第1湖口、小さい方が第2湖口となっています。

「層雲峡」「羽衣の滝」の名付け親である明治の詩人・大町桂月が「龍宮へ続く道」と書いた事から、砂州の端付近が「龍宮台」と名付けられました。龍宮台の先が第1湖口になります。

 

 

龍宮台からサロマ湖方向を眺めます。

柵の向こう側が湖です。真っ白に凍っていますね。サロマ湖の2つの湖口には流氷が湖内に流入しないように、アイスブームというものが設置されているそうです。

 

 

そのまま視線を第1湖口の方向に移します。

奥の湖面に一部、青色が確認出来ます。その部分は凍っていないのでしょう。

この場所から先は工事中で進む事が出来ず、第1湖口を直接見る事は出来ませんでした。

 

では向きを変えて、海岸方向へ向かってみましょう。

 

 

 

真正面が海側で、見渡す限り白い雪原です。

足跡がたくさん残っている所はまだ陸地でして、その先の雪原が荒れている所からが海です。

 

 

 

海と陸の境目に出てきました。向きは紋別方面になります。

どこから流氷なのかは説明要りませんね?

大きさやスケール感が分かりやすいように、あえて人が映っている画像も交えました。

 

 

 

こちらは第1湖口・網走方面です。

画像の2人が乗っているのは、岸に打ち上げられた流氷です。って言うか、このカメラアングルでは撮影した梅之助も流氷の上にいる事を意味します。

 

そして以下5枚は、沖の方向になります。

全く海水部分が見えません。まるで南極大陸のよう。

爆弾低気圧による強風と降雪の成せる業です。

 

 

 

 

 

 

海側の先の方にもかなり足跡があります。

ただし、これはとても危険。

流氷が押し寄せたその上に雪が積もっているので、視覚的に油断しがちです。

 

 

ここなどは足を乗せると、確実に踏み抜きますね。下がどうなっているか分かりません。

 

 

ここの大きな流氷の下側も危なそう。

来年冬にもしこのような流氷地帯を訪れたならば、岸より海側へは行かないでください。

 

梅之助はこの地域の人間ではないのでよく分からないものの、ここまでの光景は1シーズンの中でそうそうある事ではないと思われます。

初流氷の嫁はラッキーでしたが、実は梅之助も流氷見物は30年近く行っていなかったのです。とても満足出来た1日でした。

 

 

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