さて、今日は珍しく3バックの相手との戦い。

4-3-3を採用しているジェノアが相手。

あれ、カズが所属してたのってジェノアだっけ?



ちなみにチームさいたまは4-4-2


          パンディアーニ

               レジェス

     サヴィオ    バレロン   ヴィルヘルムション

              デ・グズマン

ドラグディノビッチ フエンデス エスキュデ ブリャト

                ウスタリ


レジェス(アーセナルじゃなくて、マドリーでもなくて、アトレチコなんだね今)が下がりぎみなので、4-5-1っぽくもできる。

・・・しかしだ・・・ブンデスリーガがないため、俺の好きなドイツの選手がいないな。

でも、バレロンとレジェスの競演はたまらんな。



で、3バックとの戦いということで、レジェスをいつもよりも下がり目にし、パンディアーニ1TOPで相手の3バックを撹乱します。

・・・いや、こんなくらいで撹乱されちゃダメなんだけどね。


3バックは元々、相手の2トップに対して2人のDFをつかせ、さらにスイーパーが1人余るという発想から生み出された戦術です。

4-4-2に対してのアンチテーゼといってもいいでしょう。

その4-4-2も、古くは3-4-3から、センターフォワードを中盤に下げることにより、それによってマークしていたDFがあけたスペースを・・・まあ、いいや、それは。


で、ワントップにすると、FW1人にDF3人がマークするという無駄な状態になることがあります。

当然、こちらは中盤の選手にマークされていない選手が出てくるので、そこを上手く生かしたい。



また、3バックでよく言われるのが、両サイドの後ろのスペース。


レッズもアレックスが上がった後のスペースを突かれたなあ。

でも、これは3バックの致命的な弱点ではないのです。だって、ボランチやストッパーがスペースを埋めればいいのですから。


それに、4バックでも、両サイドがまったく上がらないという戦術を採るのは珍しいので、スタートが4か3の違いだけで、試合中は3バックが4バックになっていたり、4バックが3バックになっていることも当然にあります。


じゃあ、何が問題かというと、自分の受け持つポジションを離れ、スペースを埋めるということは、そこにギャップが生まれやすいということです。


ボランチがサイドを対処しに向かったのに、ボランチが空けたスペースを他の選手が埋められなければ、いわゆるバイタルが空いてしまうわけです



ということで、サイドにレジェスを走らせ、彼を囮にし、中央へボールを戻します。

3対3の局面となりました。



後はパンディアーニが強引に切り込み、できたスペースへバレロンが走りこんでゴール。


でもね、これで3バックが4バックより戦術的に劣ると思ってはいけません。

3バックの利点は、誰が誰をマークするのか・誰がカバー役なのかというDFの役割が明確になること。

実際3バックでやってみたところ、ストッパーの2人にはFWマンマークの指示、スイーパーは自分でひっぱりディフェンスでかなり安定しました

また、中盤に厚みを出せることも魅力です。

3-5-2なら、最初から中盤に5人も選手がいるわけですから。


4バックにも3バックにも長所も短所もあるのです。