ようきんしゃったね^^

どうも、桐明です!


まず今日は、
先週末に洋楽を聴きながら筆を走らせた
書道作品からいきたいと思います♪

では、どうぞ↓
















いかがでしょうか?("⌒∇⌒")

ようやく幅が出てきた感じですかね!



ではでは、

ここからは先週の続き、
Roots後編にいきたいと思います♪



では、どうぞ~♪







「Roots~桐明side~(小学生編)」後編
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小学5年:夏。




カーテンの隙間から
うっすらと陽が差していた。



タイマーで切れた扇風機の
強風ボタンを押して、

寝汗でへばりついたTシャツと体の間に
冷たい風を流し込む。



例年以上に蝉が叫んでいる気がした
この年の夏休み、

2泊3日の家族旅行で東京へ行った。




東京には、ホームレスが沢山いる…


僕が知っている東京の情報は

それぐらいだった。


お気に入りのロサンゼルスレイカーズのキャップとTシャツを身につけ、

僕のくたびれたバッシュがついに、

東京の地面を踏みしめた。



ビックリしたのは、


人の多さ、歩くスピードの速さ…


そして新宿の街には、やっぱり
いたるところにホームレスがいた。



駅なかの地下道の両端には

隙間なく、延々と、

段ボールの城が続いていて、


何となく怖かった…




そして、僕らは若者が集まる原宿へ。


原宿の竹下通りは

入口の門から下り坂で通りが延びていて



その場所から見ると、

動いているのか止まっているのか

わからないくらいに人が溢れていて、



さっそく右側に目をやると…

…なんと、X(X Japan)がいた!



その時はあまりXに興味が無く

何となく見ていたんだけど…


本格的な衣装やメイクや髪型、

熱狂的Xファンが東京には沢山いた。



僕はやっとの思いで、

竹下通り中間地点にあるお目当ての

“加トちゃんshop”

に辿り着いた。


テレビで良く流れていた

加藤茶が歌う「ミヨちゃんRAP」。


1曲フルでどうしても聞きたくて

僕はシングルCDを始めて買った。


ついでに衝動買いした

黒い細長いペンケースには、

加トちゃんのアニメイラストの横に

ローマ字で文が書いてあって、



後に僕の大好きなフレーズとなる。

















“Yaita Mochi Yori Kokoromochi
   Minna Waratte Otomodachi”


















………月日は流れて……………

















小学校卒業式、当日。





数日間、嫌と言うほど

リハーサルをやらされた結果、

いまいち意味がよくわからない

「仰げば尊し」の歌詞は

すべて刻み込まれていた。



体育館に入場するために、

僕らは胸ポケットに華を付け

列をなし始めた。


名前順に並ぶと

相変わらず僕の前にいる男は、


6年間、
強烈な個性を放ち続けた男で、


さすがに今日は

白いランニングシャツの上に
制服の上着を着させられている。


なぜこの男は
一年中白いランニングシャツなのか…?


最後まで、

この謎だけは解けなかった…




卒業式の最後の挨拶になり

ふいに涙が溢れてきたのは、



小学2年の3学期から

ずっと一緒にバスケをやってきた

キャプテンのリュウが、




親の離婚で同じ中学に行けないことを

知って間もなかったからだろう。






卒業式が無事に終わり、

最後のホームルームを終えると、


ミニバスのメンバーや保護者は

体育館の前に集まっていた。




僕ら男子メンバーは、なんとなく

通い慣れたロッカーに入っていった。




そして、

リュウが悪い顔をして

僕の前に差し出してきたのは、

大きなパネル。



それは、

ほろ苦い思い出のパネル。



4年生の時に出場した県大会の時に

岡山ミニバスケットボールクラブ
男女メンバー勢揃いの写真と

出場チームが全て書かれたパネル。




少し色褪せた集合写真の右端には、




保護者に

ベンチコートを何枚も着させられ

3倍に膨らんだ僕が

仏頂面で座っている。。。





時間が過ぎるのを忘れるようにして


僕らはただずっと笑い続けていた…





そして、

最後にリュウが



1枚の写真をみんなに渡した。





その写真には、


最後の大会で

ライバルチームに負け

思いっきり悔し涙を流したあとに、


眩いくらいに満面の笑みをした

僕ら全員が映っている写真だった。







そして、写真の裏には

下手くそな字でこう書かれていた。
















ーいつまでも絶えることなく
友達でいよう!ー















(Fin)





――――――――――――――――――――――
「Roots~桐明side~(小学生編 )」(完)







いかがでしたでしょうか?


これがGood Comingの
「Roots」という曲の桐明パートの
歌詞の1部になったエピソードですよ!


“バスケットに出会って変貌”

歌詞になったのは
この一行だけやけどね(* ̄∇ ̄)ノ


頑張って書いたんで
楽しんで読んでもらえたなら
ほんと嬉しいです("⌒∇⌒")


また機会があれば、
「中学生編」書こうかな~と♪




ではでは、今日はこの辺で。
んならまた、ばい!