良い本に出会えました
『この通り進めば必ず叶う 願望実現への最短ルート案内』という本です。
ジャンルでいうと「願望実現」「引き寄せの法則」のスピリチュアル系ですが、著者は元々スピリチュアル系ではなくむしろ「天邪鬼で超現実主義」だったそうで、私のようなスピリチュアル懐疑的な読者にとっても読みやすい本になっています。
(AmazonのKindle Unlimitedで無料で読めます)
余談ですが、
私のスピリチュアルに対するスタンスは「否定はしない。けれど肯定できるようなスピリチュアル経験もない。でも本当は全肯定したい!」というものです。嫌いな人に「ポジティブに!」とか言われると腹立たしい気持ちになるレベルです。
つまり、まだあっちの世界の人にはなり切れていない人間です。
過去に引き寄せの法則の本も読んだことはありますが、見様見真似でやってみたものの宇宙がどうこうという話についていけず、結局続きませんでした。
そんな私がこの本を推す理由を挙げていきたいと思います。
①
まず、Amazonの著者の紹介文に「150回以上の禁煙失敗経験」とあり、なんだかとても親近感が沸きます
②
文章は丁寧、そしてユーモラス。
③
全78ページ(Kindle版)。少ないと思われるかもしれませんが、過不足無く濃い内容でちょうど良い。
④
疑問に対する答えが書かれている。
言ってることは理解できるけれども疑問に答えきれていないスピリチュアル本が多い中、この本では例えば「あの人は悪口を言いまくってるのにお金を持っているけど?」といった疑問に対しても答えが提供されています。
⑤
「願望実現」「引き寄せの法則」の仕組みが腑に落ちる。
著者は未来を「勝手にやってくる」「自分方向へ流れてくるベルトコンベア」と表現しています。
そのベルトコンベアに投げ入れるもので未来が変わりイベントや現象がやってくる、とのこと。
⑥
名言もある。
性根がネガティブな私は物事をネガティブに捉えがちです。別に好きでそうしているわけではありません、ある種の防御策です。これは時に苦しく悲しいので最善の策とは思っていませんでしたが、この本で代案を見つけることができました。
仮に嫌なことを言われたとしても、それを単なるイベントと捉えるかネガティブな現象と捉えるかでその後起きる出来事が変わっていきます。
引用元:Jeg『この通り進めば必ず叶う 願望実現への最短ルート案内』
「ポジティブに考えましょう!」などとあったら興ざめでそっ閉じでしたが「単なるイベント」と捉えましょうとあります。
現象(=結果)として捉えずに「単なる」イベントとして淡々と処していく、ということです。
例えば「人に嫌なことを言われた」という出来事を「ネガティブな現象」と捉えて落ち込むなんてことはせず、「単なるイベント」としてポジティブに打ち返す。なんだったら完全スルーでも良いかもしれません。
(これは「不幸になる方法は確信できるのに、幸せになる方法にはなぜか確信が持てない」(第3章)の対応策でもあります。)
⑦おまけ
この本には「宇宙」という言葉は出てきません。
以上、この本を推す理由でした。
「願望実現」や「引き寄せの法則」関連では私にとって最後の本になったと思います。
引き寄せの法則迷子の方やスピリチュアルに懐疑的な方にもオススメです。無料(Kindle Unlimited)ですし。
最後に
「疑いの気持ちこそが願望実現を遠ざける一番の要因」なのだそう。
願望実現までにはタイムラグがあり、時には疑いの気持ちがもたげてきてしまうかもしれません。
そんな時こそ「単なるイベント」が来た!と捉え、本書を読み返して再度理解を深めていこうと思います。
■参考