次いでに、猫で思い出したこと・・。


夏目漱石「吾輩は猫である」の猫は、水甕に落ちましたが、その続きを書いた作家がいます。


内田百閒・・漱石の門下弟子でもあり、芥川龍之介に敬愛され、猫を愛した作家でした。


「贋作吾輩は猫である」・・水甕に落ちた漱石の猫が、現われたという場面から始まります。


新たな主人は、元ドイツ語教師・・教師時代に生徒の書いた答案に成績をつけません。


「花」やら「鳥」やら「月」やら風流な一字を成績として、与えていたという設定人物です。


赤穂浪士、忠臣蔵を嫌い、故郷の岡山をこよなく愛した内田百閒(別号 百鬼園)先生の作品を、久しぶりに読みたくなりました。