思いは、物質です。

神への思いも、物質です。

それ以上の答えは、説明できません。

中国文学者であり漢字研究の第一人者であり、白川静先生という大きな人物の足跡があります。

福井市出身です。

ある意味、思想家としての巨人かもしれません。

白川先生の漢字論は、コミュニケーションの道具だけではなく、呪具として、人を呪い殺すこともできる、命の安全も祈るという呪詛や祈祷を原点とする思想展開が原点にあるような気がします。

言葉によって、人間社会、人間物語、言葉の宇宙も構築されているのかもしれません。

昨日、神の粒子と呼ばれるヒッグス粒子が、ほぼ確認されたという大ニュースが、世界を駆け巡りました。

物質は、小さな原子が集まってできているようです。

原子は、電子と原子核で構成されているようです。

原子核をさらに細かくするとクォークという極微の粒子になるようです。

電子やクォークのように、これ以上、細かく分けられない最小単位を素粒子と呼ぶようです。

新聞記事によると:

素粒子は物質をつくる12種類と、物質に力を伝える5種類の計17種類がすでに確認済みだ。
しかし、標準理論の重要な骨格となるヒッグス粒子だけが見つからず、半世紀近くにわたり大きな課題になっていた。
標準理論が完成しても、それは素粒子物理学の「第一章」の完結にすぎない。
宇宙を構成する物質のうち、標準理論で説明できるのは全体の4%だけで、残りの96%は正体不明の暗黒物質や暗黒エネルギーが占めているからだ。
ヒッグス粒子の性質を詳しく調べれば、暗黒物質の有力候補とされる未知の素粒子の手掛かりが得られる可能性があり、素粒子研究は標準理論の枠組みを超える世界へ一歩を踏み出すことになる。

そう・・、

ヒッグス粒子が確認されても、宇宙という世界の残り96%は正体不明の暗黒の物資なのだそうです。

今回の宇宙の成り立ちを予言した標準理論の完成となるかもしれないヒッグス粒子のほぼ確認という大ニュース・・福井市出身のノーベル物理学受賞者南部陽一郎博士(シカゴ大学名誉教授)が提唱した「自発的対称性の破れ」が出発点となったようです。

角砂糖ひとつの大きさからビッグバンが起こり、広がった宇宙の世界ならば、物に質量を与える海のようなヒッグス粒子は、薄まることはないのかという疑問があります。

宇宙も、ひとつの生命体ならば、膨張、縮小・・他にも、増加させる、減少させる素粒子があるのかなぁ・・と想像を膨らませたり縮めたりします。

思いは、物質です。

福に帰すという思いも、物質です。

これは、説明できます。

食べる、歩く、生きる、死ぬる。

感謝。