人間にとって、かけがえのない幸せの場としての生活とは・・?。

豊かさや幸せと言えば、家族とのかけがいのない生活、取りも直さず生活の豊かさ、自由な時間、心温まる場、自分を取り戻せる時間と空間・・等々。

その一方で、生活は、厳しい現実がのしかかります。

豊かさは、「豊か」ではなく、「過剰」なのかもしれません。

モノがあふれていることが、豊かさではありません。

増大する生活費、ローン・借金の偏在、教育費・医療費負担、病気・介護への不安、すれ違いの家族との時間、先行きの不安、孤独等々・・こんな豊かさは、必要ないでしょう。

ただ、生活水準は、意識で決まるものではありません。

心構え、気持ち、意識をしっかりしていれば、豊かな生活が、保障されるものでもありません。

資本主義が発達して、賃金(給与)を頂く労働者社会となり、市場経済が拡大していきました。

賃金給与とは、労働力という個人の商品の価値です。

市場経済に、人間が従属されたことになります。

市場経済は、ますます進化してゆくものだと考えます。

貨幣交換(金と物との交換)社会の発展が、ますます利潤追求が第一となるならば、安定したゆとりのある生活も、ますます追い込まれてしまいます。

地球も金星も、太陽の表面を毎日横切って公転しています。

それなのに、地球から、金星が太陽の表面を横切る姿を拝める珍しい今日・・次は、105年後だとか。

福となる生活を過ごすには、いつまでも、学習と感謝のふたつの気持ちが大事だ・・と考えさせられる金環日食の今日です。