先日聴いたラジオ深夜便で、瀬戸内寂聴さんが話していた言葉を思い出しています。

「人を愛することは、同時に苦しむことの始まりです。でも考えてみてくださいね。人を愛さない人生ほど虚しいものはありませんね」

寂聴さんに反論するつもりもないですが、「苦しむのが愛」ならば、人を愛したくもないです。(笑)

21年前のクリスマスの日、異国で家内と出会いました。

それから20年間・・ほとんど浮わついた気持ちもなく、それなりの夫婦という関係を楽しんでいました。

家内を愛して苦しんだ・・という想いもないです。

ところが、去年から今年にかけて、20年ぶりの恋愛感情に心が揺さぶられました。
そして、失恋です。

歳を取っての失恋は、大変な心痛となってしまいます。(笑)

ただ、そう、ただ・・その心痛を乗り越えると・・です。

振り返れば、「あの人」に出会えて、若い頃と同様に「ときめく」ことが、50歳を過ぎても出来ることの妙な自信や自覚・・そんな達観が芽生えたのです。

感謝です。

これから、あと20年生きていられるのならば・・来年は、もっと素敵な人と出会いたい・・そんな風に考えないと人生の喜びとか・・楽しみなんて、ありえないのかもしれません。(笑)

愛することは、幸せになることではないのでしょうか?
ただ、距離を置いて見守る気持ちで・・

そうでしょう? ・・ 瀬戸内寂聴さん。

昨日と今日は、愚息からプレゼントされたハーゲンダッツのアイスクリームを美味しく食べています。

21年前のクリスマス・・20年の歳月を越えて、サンタクロースから出会えた奇蹟をプレゼントされたような面持ちです。

人生って、輝いた方が、明るいし、楽しいし、幸せなのは確かです。

心が輝くような幸運が舞い降りますように。
いいえ、心輝かせるメッセージが、自分なりのミッションなのかもしれません。

メリー・クリスマス♪


メリークリスマス