今日のタイトルを、またはNHKの土曜ドラマの「トップセールス」にしようかとも思いました。
そうすると仕事や経済の話になるので・・視点を変えて、火曜ドラマ「無理な恋愛」の方を選びました。(笑)
主演の夏川結衣さん・・観るたびに進化してゆく彼女の表情は魅力的です。
同様な理由で、歌手の夏川りみさんのファンでもあります。
「無理な恋愛」を観ながら、脇役に出ている夏木マリさん、この方も女優として、いい味を出しています。
・・ふと思い出しました。
今でも忘れられないのが高校時代のことです。
夏木マリさんが歌手として「絹の靴下♪」を唄って大ヒットした頃でした。
地元ラジオ放送局の土曜日の公開番組にゲストとして夏木マリさんが出演するということで、僕を含めて友人の同級生4人で見学に行ったことがあります。
小さなスタジオは、びっしりと多勢の男女の若者で100人ほど埋まっていました。
僕らは最後列に立って、夏木マリさんのステージを眺めていました。
「絹の靴下♪」の妖艶な作詞と振り付けとフィンガー・アクションに目が釘付けになりました。
はっと気がついたら、夏木さんの視線と指が、ずっと自分に向けられていることに気がついたのは、間もなくでした。
歌が終わると、司会者が、「君、ちょっとステージまで上がってきて」の催促があり、同級生に冷やかされながら促されて、ステージに上がりました。
司会「夏木マリさんが、ずっと君の方にフィンガー・サインを送っていたね。どう、感想は?」
小生「はい・・・」
司会「夏木さん、彼に一目ぼれですか?」
夏木「タイプなんですよ。恋人にしたい・・」
小生「・・」
17歳だった小生・・県内全域にオンエアされているのが、気恥ずかしいやら赤面しつつ目を他所にそむけることもできず・・(今思えば、高校生ファンを利用した制作スタッフのシナリオ通りだったのでしょう。笑)
司会者から、高校生? どこから来たの? 趣味は?・・いろんな質問のやりとりを数分の間に聞かれたと思うのですが・・どう答えたのか全然憶えていません。
ただ、スポットライトの熱さと眩しさのなかでステージの上から夏木マリさんと並んで立って観客を眺めていた光景が浮かんできます。
それから10年後、東京に居た頃に、ある写真家の方としばらく一緒に仕事をさせていただいたことがありました。
奥さんが小生と同じ故郷の方でもあり、仕事を終えたあとのプライベートな時間には、プロの写真家の顔を脱いで楽しい時間を過ごした記憶があります。
あの写真家Tさんが、呟いた言葉が、思い出されます。
「芸能人やモデルとは、恋愛や結婚なんかしてはいけませんよ。苦しむばかりですよ。あの連中の一番の興味は、自分が目立つことなんですから・・余程の財力と遊び心がないとね。うちの女房、モデル出身だから・・」
話を戻して、モデル出身の女優の夏川結衣さんと歌手の夏川りみさん・・
小生、一人のファンとして「無理せずに、いい仕事を選んでください」と願います。
無理な恋愛は、楽しむこと。
成就しようと考えないこと・・。
そうでないと、明日を自らの手で選び取ることも出来ないでしょう。
身を焦がすほどの覚悟と後悔のない決意があれば・・それは別の次元です。