昨日の午後から、NHKFMラジオで「わかれのうた三昧」の特集として、卒業式での歌やら古今東西の別離の名曲やら映画の台詞シーンが、延々と流れていました。


車の運転をしながら聴いていましたが、とりわけ夕方6時ごろに流れた1955年製作「野菊の墓」の映画で、老年になった政夫(役の笠智衆さん)が、民子との結ばれなかった淡い恋の想いを60年昔に遡って回顧する8分以上の長い台詞には、ふいに涙がこぼれました。

でも・・、意地悪な考え方をすれば、これでは、民子の夫の立場がありません。(笑)


「2001年宇宙の旅」の作家A・C・クラーク氏が逝きました。合掌。
クラーク氏の作品や映画「2001年宇宙の旅」の宇宙観は、非常に興味深いものでした。
冒頭シーンで地球上のサルが骨を使って道具や武器にして人間への進化を暗示します。
そして、いきなり宇宙空間へと進出した人類の進化した物語へと展開してゆきます。
宇宙船ディスカバリー号に搭載されている史上最高の人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータの反乱・・。


HALのスペルは、IBMよりも一文字ずつ前に進んでいます。(有名な笑い話です)


さて、小生が、高校を卒業する時に流行したのが「木綿のハンカチーフ」と「なごり雪」でした。

これから東京に向かうのに、東京を去ろうとする「なごり雪」と、東に向かう恋人に語りかける「木綿のハンカチーフ」は、いつ聴いても、あの頃を鮮やかに思い出させてくれます。


心の持ち方ひとつで、天国にも地獄にも変わります。

希望あふれる歌は、いいですね。

別れのあとには、きっと、素晴らしい出会いがありますように!