目の前に山積みとなっている書類の塊、コピーの塊、整理できていない未処理のメモの山・・。
見るのも嫌な気分になり、自分の至らなさを思うこの頃の毎日です。
小生、いつもは楽観的な人間ですが、弱音を吐けば、疲れ果てているというのが最近の心境です。
ここ数ヶ月間、目一杯背筋を伸ばしていますが、息切れがして眩暈が起こりそうです。
まだ長引くであろう夫婦間の問題、親子関係、対立、後始末の出来ていない仕事・・考えると数えあげればキリがないぐらい途方に暮れそうな面持ちにもなります。
弱音を吐いて、福来たる・・とにかく「生きている」という実感に近づきたいのです。
神頼みで百度参りでもして解決方法が見つかればよいのでしょうが、問題は、残りの人生を前向きに生きる方向に変化して、気持ちが飛び出したまま前後の領域間の埋め合わせが、このままだと埋もれないという心の現実です。
自分の芯の軸が、ブレ始めて揺れています。
例えば残りの生き方として、被爆者二世として平和をアピールしてゆこうかとも迷う日々でもあります。
(付け加えれば、先進国と当事国への戦争協力は、国際貢献であるはずがありません。)
(もう一つ付け加えれば、「子育て」と「介護」は、どんなに愛する人、大事な人であっても、世話をする側が疲れ果てた時には、崩壊します。)
ところで、話題の矛先を変えて、中国でのシェアが70%、中国最大検索サイト「百度(バイドゥ)」が、日本に上陸。
先日、1月23日から営業活動、サービスを始めています。
なかなかいいです。
同じ漢字文化圏ということで世界進出の一番手として日本市場を選択したようです。
日本市場は、巨大企業に化けたグーグルとヤフーの独断場で、そのシェアは、両者あわせて90%にのぼります・・その日本市場に挑戦するのですから、「百度」の勢いは立派です。
ヤフーという検索サイトと初めて出会って利用した時に非常に感心した記憶があります。
いつか、これに対抗できる検索サイトが日本でもできると面白いとも感じました。
あれから10年すぎて・・世界に名乗りをあげて挑戦するのが、日本ではなくて中国の「百度」です。
「百度」の企業HPをのぞくと、そのネーミングは、中国宋時代の古い漢詩の一節に由来しているようです。
「…人込みの中を幾度となく探し回った。ふと振り返ると、あの人はいた。消え入りそうな灯火のそばに」
兄の親友で、小生も子供の頃から大変影響を受けた現在高校の教師と版画家と二束草鞋を履かれているYさんが、三月にニューヨークで個展を開催されるという知らせを受けました。
Yさんの夢が、大きく膨らんでゆくようで嬉しいです。
明日さえも分からない未来への約束は確実ではないけれども、小生も少しづつ果たしてゆきたいものです。
弱音や切なさを吐きたい気持ちがあるからこそ、人間には、恋愛や友情、神様や仏様が必要なのだと思ったりもします。
早朝、息子と一緒に白川郷まで出かけて参ります。
息子に何を語りかければよいのか・・
弱い父親を見せるのもよいのかもしれないと考えている最中です。
笑顔と一緒に歩む希望がないと、それは味気のない大損な人生となるのでしょう。
いつも笑顔で朗らかで、いつか実りの朝へと続きますように!