世界的な女性起業家でザ・ボディ・ショップ創業者 イタリア系英国人デイム・アニータ・ロディックさん(享年64歳)が亡くなられた。
ご冥福をお祈りします。
もう20年ほど昔、英国のブライトンに暮していた頃、そこにいい香りのするThe Body Shopの店があった。
そのネーミングに? 何を意図する店だろうかと不思議に思ったことがある。
経営者は、ブライトンの近郊にリトルハンプトンという町の女性で、英国市場では注目されている上昇企業の一つということのことだった。(もうひとつ、注目の小売店にネクタイ、マフラー、スカーフ等、首に巻く専用の店があったような気もする・・どうなったのだろう?)
ただ、当時、嫌だったことがある。
The Body Shopが、グリーンピースと協力して「日本のクジラ捕鯨に反対していた」ことだった。
10年ほど昔、大阪の心斎橋・御堂筋にThe Body Shopの店舗を見つけた時には驚いた。
あのブライトンの第1店舗から、今や世界中に約2100店舗のThe Body Shopをオープンしたことは目を見張るものがある。
あの頃を思い出すと、魅力的な企業グループが英国にあった。
運河に浮かぶ船に暮していた起業家リチャード・ブランソンさんが率いる独創的なヴァージン・グループである。中古機を買ってヴァージン アトランティック航空を立ち上げ、順調に成長・・ロンドンから東京までの路線に乗り出した時期だった。
自営業・・起業家というものは、一生懸命に働いても、赤字ということが頻繁にある。
こういう場合、安定した企業の月給制であるサラリーマンが恨めしくもあり、人生の選択を見誤ったのかという気分に陥る。
世界的に一世を風靡した英国の起業家デイム・アニータ・ロディックさん、リチャード・ブランソンさんが、同時代に生きていたことが、今になれば励みになる。
彼ら同様に「ビジネスは楽しい。人生は楽しい」と思わないと、仕事など・・やってられない。(笑)
今だに、The Body Shop というネーミングにインパクトの強さを感じる小生です。