今日でポケベルのサービスが廃止になったそうです。
昔、支給されていたポケベルが鳴ると公衆電話を探して連絡したものです。
嗚呼、懐かしい時代です。

懐かしい時代、当時のビジネス観を思い浮かべています。

人道主義やら自然主義それに宗教など、いろんなイデオロギーが存在しました。

資本主義は、神やら権力とちがって、人間がつくったお金という具体的な「物」を崇める主義です。

この、お金の争奪合戦が資本主義ですから、例外を除いて、資本の多寡で裕福と貧困が決定されます。

ましてや、お金は、それ自体、物や道具の存在である「手段」に位置づけられるので、きれい汚いは無い筈ですが、みんなが望むものだけに、獲得をしようとすると、競争が起こり、より多く獲得するには、余程の「努力か、智慧か、ずるさか」が強要されます。

つまり、正当に並んで、順番を待つ人間にとって、「金とは汚いもの」になります。
 
端的に言って、いろんな商売が金儲けのための具象であって、金儲けは選挙や試験に合格するのと同様な努力が必要なのでしょう。

「金儲け」というテストを受験をし、合格を勝ち取る社会が資本主義かも知れません。

・・さよならポケベル。