先日の日曜日、能登の大地震のため、NHKのど自慢が中止になった。

そして被災地現場の被害状況を繰り返した。


歌番組の好きな人間にとっては、中止は残念という気持ちになるが、昔から日本の文化は、喪中には賑やかなことは慎んでいたものである。

不幸に遭遇した人の気持ちを少しでも分かち合うという文化である。
 
いろんな不祥事もあったNHKではあるが、この姿勢は立派で、日本人が失いつつある心構えを教えられました。
 
かたや、民放の現場中継は、ワイドショウの、野次馬を煽る手法でテンションが高く、アメリカの「所詮他人事」文化です。
  
「江戸の火事とけんかは、大きいほど面白い」だけではない日本人気質を、かろうじてNHKが示しています。