顧客のニーズは、安くて良いものである。
これが得したという本音であり、満足をうむのであるが、安いと良質とは相対するものであるから、売り側としては、安い方に重点を置いて商売をするか、良いものに重点を置いてやるかで、成功失敗の分かれ道になる。
一般的には、安価なものは売りやすいが、安きに流れて売るほうのモチベーションも保てなくなる。
満足できたものには、値段は無い。
いくらでも褒美を払いたくなるのが人間である。
同じワインでもロマノ・コンティエやメドックのシャトーなど、ブランド化すれば満足して対価を払う。
売り方は、商品を区別化して、メニューを提供する所以である。
日本では、がぶ飲みワインのボジョレーが流行るのはフランス人の不思議らしい。