デパートの大丸の創業者下村彦右衛門(1688~1747)の座右の銘は、
「先義後利」で、荀子の「義を先にして利をあとにするものは栄え、利を先にして義をあとにする者は辱められる」からとったものです。
顧客にたいしては、陰でも何々様と敬称を用いるように命じ、客のためにならぬものは売らぬこと。
客の急ぎのものでも高値をつけぬこと、客に上下をつけぬこと。
これを実践して成功してから、このモットーを全支店に掲げたとのことである。

身分制度ある時代は、差をつけない商いが喜ばれましたが、
身分制の無い時代は、その逆も喜ばれるかもしれません。
「お帰りなさいご主人様」がヒットする時代。
多岐多様です。