【 システムエンジニア(SE)とは人間系を熟知している人 】
先回は、SEの役割はユーザーとPGの橋渡し通訳と説明しました。
今回は、もう少し、具体的に落とし込んで話してみます。
5W2H という言葉を知っていますか?
ちょっと、その手の訓練を受けた人であれば、すぐに「ああ~あれね!」と分かります。
PDSCサイクルの言葉も同じです。
すなわち、
人間系のお仕事(ビジネス)には、必ず、5W2HとPDSCサイクルが当てはまり、発生する問題解決には、この手法が、至極、良く当てはまります。
5W2Hとは ⇒
who,when,where,what,why,how to,how much ⇒ 誰が、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように、いくらで ということです。
PDSCサイクルとは ⇒
plan,do,see,check ⇒ 計画、実行、観察、チェック の4手順でサイクリックに循環するように物事を繰り返して進めていく方法です。
要するに、このような法則で人間系のリレーションはすべて処理されるということで、それに当てはめて考えれば、複雑奇怪な処理手順も整理できる。
システムエンジニアの仕事とは、まさに、これができる能力があるかどうかということです。
要するにデジタル屋の専門家であると同時に、
泥臭い人間系をも熟知して、システマテックに冷静に解析できるスーパーマンです。
この解析能力が人間系をシステム系に置き換えられるかどうかの試金石になります。
また、良いシステムですね!
と後々評価される優れたシステム設計ができるかどうかは、
そのSEの人間系とシステム系をつ知り尽くした具現化するセンスによります。
ユーザーニーズがあるからと言って、すぐにPHPだ、MySQLだ! とやってはいけない。
急がば廻れ! である。
初動がきっちりしていないと、とんでもない方向に行ってしまう。
システム的な適格性、業務運用としての妥当性など吟味するところは多いはず。
また、開発費用、期間、人材能力、システムリソースなど考えるところは尽きない。
まずは
「森 ⇒ 林 ⇒ 木」を見るの手順で、大枠から詳細に詰めるという手順をきっちりと踏むことが大事である。
それが、システム設計を担当するエンジニアの役割である。
ユーザーのニーズがあって、初めてシステム構築の話が始まるが、
ユーザーの言うことが全てではない。
ユーザーは自分の思い込みを漠然とアナログ的に要望しているだけで、業務の仕組みを理路整然と説明してくれるわけではない。
全く無いとは言わないが、ほとんど無い。
そこをSEが大枠の概要フローチャートで業務手順を解析し、
人間系でやるべきところとコンピューター系にやらせるところの見極めをして、繋ぎとなるインターフェースを考えていく。
ですから、時には、逆にユーザーに業務改善として
「必ずしもコンピューター導入しなくても、このようにやれば効率よくなる」と提言することも必要である。
もっとも、それは経験と場数がものをいうことになるが、そのような能力も必須である。
また、
システム化した時、業務手順をコンピューターに置き換えれば良い訳ではなく、システム特有の手順が運用で増えることも、ユーザーに的確に伝える必要がある。
例えば、バックアップ方法、タイミング、運用管理体制、セキュリティー(情報漏洩など)対策、月次、年次の特別処理・・・・・沢山発生する。
業務システム化することによって、かえって、別の意味で大変になることも事前に、良く理解してもらう必要がある。
普段は、人間がアバウト(適当)に判断して、結果的に上手く回している業務も、コンピューターの場合はガチガチで、それができない。
普通の法則では、
業務の8割はイレギュラー(通常発生しえない例外)処理で人間の曖昧とした、かつ高次な判断力がうまく潤滑油となって事なきを得て回している。
残りの2割の手順が、業務の大量のほとんどを頻繁に、ルーチンワーク的に処理しているので、そこをコンピューター化する。
ということが分かるようにユーザーに理解させることである。
次回のお話をお楽しみに!
--------------------------------------------------------------------
