第6章 一番強いのは誰 第2話
きのっこちゃんはカールやエリンキーと一緒に
キノコ相撲をして遊んでいました。
キノコ相撲とは、キノコ村に昔からある
子供たちの遊びです。
きのっ子ちゃんとエリンキーが見合って見合って...
『ハッケヨーーーーイ、キノコッタ!』
とカールがいうと
二人はものすごい勢いで押し合いを始めました。
カールが
『キノコッタ!キノッコッタ!』
と声をあげ、二人の相撲はヒートアップしました。
そして最後にに勝ったのは、きのっ子ちゃんでした。
きのっ子ちゃんはきのこ相撲がとても強かったのです。
3人が楽しそうに相撲をしていると
それを見かけたてんてんぐタケオ君が近づいてきて
いいました。
『今度はこのオレ様と勝負だ!』と。
きのっ子ちゃんは、いじめっこのタケオ君を
懲らしめるいいチャンスだと思い、
タケオ君の挑戦にのることにしました。
タケオ君より体の小さなきのっ子ちゃんは
果たしてタケオ君に勝つことができるのでしょうか?
第6章 一番強いのは誰 第1話
きのっ子ちゃんはカブト虫さんが大好きです。
昔、カブト虫さんがひっくり返っているところを
助けて以来、空中散歩に連れていってくれたり、
背中にのせて探検に連れていってくれたりするからです。
もちろんカールも一緒です。
そんな心やさしいカブト虫さんでも、
苦手なきのこがいます。
それは、村一番のいじめっこ、てんてんぐタケオ君です。
タケオ君はカブト虫さんを見つけると、
背中を叩いたり、大好きなミツを食べてしまったり
悪さばかりするのです。
タケオくんの悪さはとても有名で、
カールの風船にへのへのもへじをかいたり、
なめこちゃんの大好きな飴を横取りしたり、
数えあげたらきりがありません。
きのっっ子ちゃんはそんなてんてんぐタケオ君を
どうにか懲らしめることはできないかと思っていた
ある日のこと...。
第5章 湖のヒミツ 第3話
なまず大神は、右手に銀の網の筒をもっていました。
その中にはたくさんのガラクタがはいっており
一番上には、きのっこちゃんが探していた
なめこちゃんの傘がありました。
それをみたきのっこちゃんが
『あ!そこにある傘、なめこちゃん傘だわ!!
返してくれないかしら...?』
ときくと
『これはわてのゴミ箱や。
いろんなやつが湖にゴミを投げ捨てるんや。
傘も捨てたんやなかったんか?』
といいました。
これまで、なまず大神の住む湖には
いろいろなものが落ちてきました。
ボールに、靴に、帽子に、入れ歯。
なまず大神はその度にそれらを拾い
湖が汚れないようゴミ箱へ捨てていたのでした。
きのっこちゃんはそんななまず大神のゴミ箱の中身をみて、
『そのボール!エリンキーとキャッチボールしてたときに
なくなってしまったやつだわ!
あ、そのピンクの腹巻きは爺タケが昔きていたけど
ムササビに盗まれたやつ!』
なまず大神はいらなくなったものを
捨てていたわけではないことを知り、
こういいました。
『それなら全部おまえさんにあげちゃるわ。
ゴミ箱も一杯になって困ってたとこやから助かるわ。』
といってきのっこちゃんは無事なめこちゃんの傘と
その他たくさんの落とし物をもって湖からでてきました。
プハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
なめこちゃんは傘が帰ってきて一安心です。
その後きのっこちゃんは
爺たけに腹巻を返し、エリンキーへボールを渡し、
のこりのものをマイッタ警部へと届けました。
無くした物が戻ってきて、みんな大喜びです。
それ以後、湖に何かを落とすと...
ブクブクっと音を立ててなまず大神がでてきて
『もう二度と落とすんやないぞ』
といって渡してくれるのでありました。
なまず大神に感謝した村人は
以前ソコナシ湖と呼んでいた湖を、
なまず様の湖と呼び、とてもとても大切にしたのでした。
おしまい
第5章 湖のヒミツ 第2話
困った様子で、きのっこちゃんは辺りを見回してみました。
すると、何かが思いついたようで
草むらに咲いているお花を何本も引っこ抜きました。
長い茎のはじとはじを結んでいき、
最後にカールの紐へと結びつけ、
こういいました。
『カールは絶対に沈まないから、この茎の紐を持って沈めば
安心だね?
何かあったときは、カール頼んだよ!』
といって、きのっこちゃんは長靴を脱ぎ
湖へブクブクと沈んでいったのでありました。
*;。。・:*;;。・・:。*・:。*
湖の中は赤や黄や青色をした
たくさんのお魚さんが泳いでいました。
きのっ子ちゃんがそんなキレイなお魚さんたちに
みいっていると
無いと思っていた湖の底へとたどり着きました。
しばらく傘を探していると
のっそりと後ろから暗~い影が近づいてきました。
きのっ子ちゃんが振り返ろうとすると突然...
『ワテノ湖に勝手にハイッテキタヤツ、ダレヤ~~~~~!!』
と言いう大きな声と共に
みたこともない顔をした生き物がいたのです。
きのっこちゃんが
『あなたはだぁ~れ?』
ときくと
『わては湖の守り神、なまず大神や』といいました。
第5章 湖のヒミツ 第1話
キノコ村には大きな大きな湖があります。
その湖には、未知なる生きものが住んでいて、
そこに何かを落とすと二度と返ってこないことから、
村人はその湖を゛ソコナシ湖゛と呼んでいます。
そんな湖のほとりに、一人の小さな小さな女の子がいました。
なめこちゃんです。
なめこちゃんは頭の傘が乾いてくると干からびてしまい、
湖に頭の傘を潤しにやってきたのです。
なめこちゃんが頭の傘を外し、水に浸していると
そこへ散歩途中のきのっこちゃんとカールが通りかかりました。
きのっこちゃんは、なめこちゃんの姿をみて
後ろからそっとちかずき
『ハァーイっ!』
と肩をたたきました。
その瞬間、
驚いたなめこちゃんは、うっかり持っていた傘を湖に落としてしまいました。
なめこちゃんは、大きな声で泣き叫びました。
『えーん、えーん、なめこの傘落ちたでちゅ~~~~~~~~
きのっ子ちゃんが驚かすからでちゅ~~~~~~』
きのっこちゃんはとんだことをしてしまったと思い、あわてました。
するとカールがいいました。
『この湖は、底がないし、得体の知れない生き物が住んでいるから、
中に潜るのは危険だよ危険だよ~。』
しかし、なめこちゃんの大事な傘を放っておくことはできません。
一体なめこちゃんの傘はどうなるのでしょうか?

