ビール!ビール!ビール!
一夜だけのミュンヘン
ビアレストラン、「ホフ・ブロイ・ハウス」
1589年、バイエルン王国のヴィルヘルム5世が、
「いつでもぉ~、おいしいビールがぁ~、のみたいなぁ~」
といって「王宮のための醸造所」として作られたのが、
「ホフ・ブロイ・ハウス」だそうな。
とにかく広かったなぁ。
雰囲気は、これぞビアホールって感じで、
陽気なお客は生演奏に合わせて踊ってた。
たいがいはグループで来て騒いでいる人たち。
その騒がしい中に、独りしみじみとビールを飲む白髪の女性がいた。
遠くを見つめながら・・・何か懐かしんでいるように・・・
たぶんね・・・数年前・・・あるいは遠い昔・・・
この白髪の女性は大切な人とこの店に来たんやね。
でもその大切な人は、今はもういないんやわ・・・
遠い遠いところへ行ってしまったか・・・死んでしまったのかな・・・
そして今日はその人との思い出の日・・・
「今年もこの店に来て、あの時あなたと座った席で、あなたを思って飲んでます。」
「あなたの笑顔、あなたの言葉、今もここに生きてますよ。」
ってその大切な人に語りかけるような感じで飲んではったなぁ。
ところで、ビールの起源って紀元前4000年以上前らしい。
そして紀元前1700年半ばにできた
「ハムラビ法典」=人類最古の成文法に、
ビールに関する罰則規定が定められてるんやって。
108条 ビール酒場の女がビールの分量を誤魔化したときは、
罰として水の中に投げ込まれる
109条 手配中の犯人がビール酒場に逃げ込んだ場合、
かくまった人は死罪
110条 女性の僧侶がビール酒場にビールを飲みに立寄ったら
死罪
これらをまじめに規定するところが昔の人は奥ゆかしいなあ。
ビールってのは神の恵みとしての神聖な飲みものやったんやて。
それとドイツでは1516年に「ビール純粋令」ってのが定められてて
ビールは「大麦・ホップ・水以外の原料を使ってはならない」と
今も厳格に規定されているらしいから
「節税のためのビールのような飲み物」は存在しないんやろうなぁ。
で、本場ミュンヘンのビールの味についてですが・・・
たしかにおいしかったですよ。
でもね、帰ってきてから三宮のあるお店で飲んだビールに感動した。
それはね、泡がとても繊細やったんです。
細かいパウダー状になった泡は、ドイツでも、オーストリアでも出会わなかった。
日本人はビールの注ぎ方への気遣いは世界でトップクラスなのかな。

