こんにちは。ガリです。


まだ忘れられてはいないですよね・・・?



今日はいつもとは趣向を変えまして。

この前遊びに行ったイベントでいろいろなことを考えるきっかけをもらいましたので、少し僕の思うところを、本当に「徒然なるままに」書き連ねてみたいと思います。


もちろん賛同してもらうつもりはありませんし、どちらかと言えば、「俺はこう思う!!」なんて意見があった方が嬉しいです。



「クラブ事情」なんて大げさで偉そうなタイトルで書き始めてしまいましたが、ようは、僕が思う「クラブの健全な在り方」のお話で、多くは理想論に終わると思います。。


とは言っても、僕が主に顔を出すイベントといえば、京都で行われるイベント1つと、大阪で友達が主催するイベント1つという状態で、今回のきっかけになったイベントはこの2つ以外のものです。そのような意味でも、非常に局部的な内容、偶発的な出来事に起因する内容であることをあらかじめ踏まえた上で読んで頂けると幸いです。



話は、数日遡った日の夜中。心斎橋はアメリカ村で開催されていたイベントで起こった出来事。



残念ながらあまり楽しめていなかったイベントに若干中だるみしてしまい、外に出て友達とあれこれ談笑していた時のことです。


「ガッシャーン!!」という音とほぼ同時に聞こえてきたのは怒鳴り声。

その次の瞬間には他の男性が出てきて激しい口論に発展していました。完全に部外者といった立場、立ち位置で事を傍観していたのですが、いきさつとしては下に記す通り。



ある出演者とおの身内が口論になり、イライラしていた出演者がクラブの看板を殴って落下させました。その音に気づいた他の出演者が大激怒、かなり激しい口論に発展しました。


そのまま口論はさらにエスカレートし、周りで抑えていた人達に「手は出さへんから」と言い、周りの手が離れた瞬間に殴りかかるという大惨事に。。


というような出来事が起こったのですが、今回は、たしかに殴りかかった方の、「お前らの個人的なケンカにクラブは関係ないやろ!」という言葉に集約されるような気がします。

ましてや、看板を殴ったのが出演者というのも、正直考えられない話ではあります。そりゃぁ、人間なのだからイライラすることがあるのは理解できるけど、それならせめて電柱とか、道路とか、そういうものに当たれば、って思うわけです。

僕は観客の1人という立場ですが、「自分が歌えているのはなぜなのか?」、「自分が歌うステージを提供してくれているのはどこなのか?」、「自分がステージを披露できているのは誰のおかげなのか?」、そのようなことを、出演者はしっかりと考える必要があるのではないでしょうか?

「自分を認めてくれる人がいるから」、「クラブという、必ずしもいい目でばかりは見られない場所の協力があるから」、このような考えがあれば、少なくとも今回のような大事には至らなかったのではないか、と感じてしまいます。


勘違いしているアーティストがいたら困るのですが、僕個人の考えでは、アーティストは単にリスペクトを受ける立場の人間ではありません。受ける以上のリスペクトを、自分を支えてくれた場所・人に送り、自分を認めてくれる場所・人に対するリスペクトを絶やしてはいけない存在です。厳しい見方になりますが、それが出来ない人間にアーティストとしての資質は存在し得ないし、資格もないように思います。


今回の1件で、どちらかがイベントに出してもらえなくなる、なんてことも安易に想像できてしまうのです。


今回は、僕も知っている出演者が関与していますが、彼には反省をしっかりしてもらって、今まで以上にアーティストとしての自覚を持ってイベントに臨んでほしいです。素敵な歌が歌えるアーティストなのだから。



ただ、さらに腹立たしいことが起こりました。

前記の口論・殴り合いに誘発されたのか、クラブ前の道では異様な雰囲気が漂っていました。酒に酔ってテンションが上がっている人達を見るのはクラブでは恒例ですが、その勢いのまま他の店の看板を蹴飛ばしたり、走っていくタクシーのトランク部分に乗っかったり、走ってくるタクシーのボンネットに乗っかったり。



言葉もありません。ただの馬鹿です。



何をしにクラブへ足を運んでいるんでしょうか?悪ノリがしたくてわざわざ入場料を払っているんでしょうか?


こんな破天荒なことをしていた人達は直接の関わりもない人達なので放っておきましたが、見ていて非常に不快でした。



正直、イベント自体潰れてしまえばいい、とさえ思いました。周りに迷惑をかけるのであれば。

主催者に対するリスペクトも感じられなければ、ヒップホップやそもそも音楽に対する愛さえ感じられない、そんな風に思いました。

イベントを作るのはアーティスト・サイドだけではありません。お客さんあってこそのイベントだと僕は思っています。アーティスト側はお客さんに楽しんでもらうためにメンツを考え、最高のステージ用意し、そのステージの上でお客さんを沸かします。お客さんはそのバイブスを体感し、それに応えようと精一杯声を出し、手をかざすんです。お互いの大きなリスペクトがぶつかり合った時にこそ最高のイベントが出来上がるのだと僕は思います。


そういった意味では、最初に書いた2つのイベントは、個人的には最高に楽しいものだと思うのです。比較するつもりはありませんが、DJタイムに出演者が外で喋ったり騒いだりしているようでは。。。まぁ、僕も、出演者ではないにしろ、DJタイム以降、外で話していたので偉そうなことは言えませんが。



何にせよ、アーティスト同士の結束・リスペクトこそ感じられるものの、アーティスト側からお客さんへのリスペクト、お客さんからアーティストへのリスペクト、全員からクラブへのリスペクト、あらゆるリスペクトが感じられないイベントだったように思います。

よくも悪くも、頻繁にクラブに顔を出す身分として、このようなきっかけをもらえたのは機会としてはよかったと思います。1人のお客としてイベントを盛り上げる、存続させるために出来ることも多くあると思います。


アーティスト・お客さんが心から楽しめる、それでいてクラブ側が「このイベントならまた開いてもらいたい」なんて思ってくれるようなイベントが増えればいいなと思う今日この頃です。



長々となってしまいましたが、ご精読ありがとうございました。