今日もいつも通り。
目は薄目。少し瞬き。
ゴクリと唾を飲み込む。
音楽を聴かせる。
"口開いてるなあ"と母と話すと、
少ししてから閉じたことに気づく。
爪を切っては頂いているが、
足の爪が一本だけ引っかかりそうで
気になったので少し切る。
何となく気付いていた。
足の色が小指のほうから、
土色の皮膚になっていっていること。
爪の根元と皮膚の境目が同化していって
いること。
顔は小さくなり、
肩は痩せ、
手足のシワが増えていること。
帰りがけに"帰るね。また来るね。"
と声を掛けると、
大きく口を開け息をして、
痰の吸引器が動くこと。
まるで話し掛けていることが
分かっているような仕草である。
分かっているとは思いたいが
それは違うことは分かっている。
次の病院の面接に義妹と母が行ってきた。
まだ結果は出ていないが、
一つはDoctor、看護師さん、事務員さん
みなさん同席され、
もう一つは事務長のみだったそう。
こちらと相手の意見が合わないと
成立しないので、
まだ検討中で決まっていない。
決めるのは義妹である。
